お知らせ

たわいない会話をアイデアに変える

  • 2020年02月17日
お知らせ

経済学部国際経済学科4年 武田 陸さん (Riku Takeda)
経営学部経営学科4年 谷利 季紀さん (Toshiki Tanikaga)
文学部日本文学科4年 渡邉 裕哉さん (Yuya Watanabe)


武田さん、谷利さん、渡邉さんは、3人でチームを組み、ビジネスコンテスト(以下、ビジコン)の「BranCo!特別編 Supported byGoogle アシスタント」に挑戦し、優勝しました。

  • BranCo!特別編 Supported by Google アシスタント

3つの個別テーマから課題を選び、「Google アシスタント」を活用した新サービスのアイデアを競う、大学生のためのブランド・イノベーションデザインコンテスト。主催は東京大学教養学部教養教育高度化機構、博報堂ブランド・イノベーションデザイン、後援は朝日新聞社。

谷利 私たち3人は法政大学中学校から法政大学まで共に渡り歩き、10年目の付き合いになります。高校3年生のとき、授業の一環で初めてビジコンに参加しました。その経験を生かして、武田と渡邉は大学に進学してからもビジコンに出場することを続けました。4年次で2人が改めて自分を誘ってくれたことから、チーム「4人目は女子がいい」が生まれました。

渡邉 今回のビジコンの準備は4年次の春から始めて、夏まで続きました。それぞれの就職活動やゼミ活動、アルバイトなどと掛け持ちになったことも多々ありました。ただ、長い付き合いの3人だけに、顔を合わせるだけで息抜きにもなっていたと思います。いつも誰かが遅れてきて、たわいない会話を交わしているときにアイデアが生まれることもありました。

谷利 私たちが取り組んだ課題は「心も満たされる食体験」という、すかいらーくホールディングスのテーマです。ファミリーレストランでの食事中に、最も場が盛り上がった会話を音量で検知し、第三者目線で映像に残して、後から振り返ることができるというサービスを提案しました。ファミリーレストランでは、たわいない会話が生まれるということから考えたものです。

渡邉 今回の「BranCo!特別編」には全国45大学から100チームがエントリーしていて、とてもレベルが高く、最初は優勝の実感も湧きませんでした。授賞式後の懇親会で、企業の方々から評価のフィードバックを受け、自分たちの企画のよかった点や改善すべき点が分かると、自信につながりました。他のチームの学生とも交流できたので、今後もコンテストや仕事で出会えたらいいなと思っています。

武田 今回の優勝を通じて、自分たちの企画で人の心が動く瞬間を目の当たりにすることができました。来年度からは社会人として、世の中に企画を発信することになります。社会の厳しさを思い知らされたり、いろんな壁にぶつかったりすると思いますが、それを乗り越えてさらに成長したいと思っています。次は、この記事を手に取ってくれたあなたの心を動かしてみせます。

(初出:広報誌『法政』2020年1・2月号)

授賞式で優勝を喜び合う3人(左:渡邉、中央:武田、右:谷利)