専門職大学院法務研究科は、法の支配を基盤とする現代国家における司法制度の担い手である高度な専門的能力と優れた資質を有する法律専門家としての法曹を育成する教育機関である。したがって、幅広い学識に支えられた法律に関する深い知識やその応用能力にとどまらず、優れた倫理観、道徳観も兼ね備えた人間性豊かな人材の養成を行うことを教育理念とする。裁判官・検察官・弁護士となるためには、司法試験に合格することが必要であるが、同試験に合格するための法律知識や技能の修得は、専門職大学院法務研究科の教育目標の一部に過ぎない。
具体的には、以下に掲げる知識・技能・能力・素養を兼ね備えた人材の育成を図り、司法試験に合格するに足る学力水準を備えることを当然に含んだ上で、優れた人間性のある誠実な法律家となるに足ると判定された者について修了を認定することにしている。
本研究科は社会や企業の中でイノベーションを起こしていく人材の育成を目的としている。この実現を意図したカリキュラムが編成されている。基礎科目・専門科目・応用科目から所定の単位を修得した結果、イノベーティブなコンセプトの構築ができる能力にまで高められることを求める。言い換えれば企業経営における混沌とした議論や情報から「概念を抽出」し「構想を形成」し「計画を立案・構築」する能力であり、これが達成されたことに対して経営管理修士(専門職)の学位が与えられる。
*ディプロマ・ポリシーの内容を下記の通り細分化し、項目番号を各授業に付番しています。授業を履修することでディプロマ・ポリシーに示されたどの能力を習得出来るかをWebシラバスでご確認ください。
項目番号 | 項目 |
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DP1 | 社会や企業の中でイノベーションを起こしていくための経営的専門性を備えた知識を持っている |
DP2 | 企業経営における混沌とした議論や情報から「概念を抽出」する論理的な分析力を持っている |
DP3 | 分析結果からイノベーティブなコンセプトの構築ができる「構想を形成」する構想力を持っている |
DP4 | 経営的専門知識をベースに「計画を立案・構築」し課題を解決する実行力を持っている |
DP5 | 経営リーダーとして事業を表現する力およびコミュニケーション能力を持っている |