【活動報告】「えこぴょんルームで Let’s 文芸創作」

１．日時

2025年12月17日(水) 　15:10～16:40

２．場所

市ヶ谷キャンパス　ボアソナード・タワー3階　ピア・ラーニング・スペース　ワークショップ・エリア  Room2

３．参加者数

7名

４．Lステスタッフによる実施報告

　今回のプログラムは、多くの人が文芸創作に対して抱きがちな「書き出しへの不安」や「一人で作品を完成させることへのハードル」を和らげ、実際に手を動かしながら創作を体験してもらうことを目的として実施しました。
　プログラムでは、2つのワークを行いました。1つ目は、複数人で物語をつないでいくリレー小説です。参加者は順番に文章を書き足しながら、前の人の展開を受け取りつつ物語を進めていくという形式で創作を行いました。最初は「どこまで書いていいのか」「話を壊してしまわないか」と戸惑う様子も見られましたが、物語が進むにつれて自然とアイデアが生まれ、次の人へ託すことを意識した表現が増えていきました。他者の文章を受け止めながら書くことで、創作が一人だけの作業ではなく、対話の延長として成り立つものであることを実感する機会となりました。
　2つ目は、1人で一から作品を書く創作プログラムです。リレー小説でウォーミングアップを行った後、自分自身の関心や日常の出来事をもとに、短い文章作品の執筆に取り組みました。最初は筆が止まっていた参加者も、書き始めてみることで次第に言葉がつながり、自分なりの表現を形にしていく様子が見られました。一人で書く時間を確保することで、自分の内側にある感覚や言葉と向き合う貴重な時間となりました。
　プログラム終了後には、参加者から「みんなで書くことで気軽に始められた」「リレー小説があったおかげで、一人で書くときも構えずに書けた」「最初は不安だったが、実際に書いてみると楽しかった」といった感想が多く寄せられました。
　今回のプログラムは、文芸創作への心理的なハードルを下げると同時に、創作の楽しさを実感してもらう機会となりました。

【Lステスタッフ】
文学部英文学科4年
文学部日本文学科2年