【環境月間特別企画】国土交通省協力講座「サプライチェーンにおける『グリーン物流』の推進」講演会参加者大募集（2022年6月17日（金））

　法政大学環境センターは、2022年6月の環境月間の特別企画として、国土交通省から講師をお招きし、「サプライチェーンにおける『グリーン物流』」をテーマに講演会を開催します。2019年度には、日本における二酸化炭素排出量の総量の内、運輸部門は約18.6%を占めており、持続可能な社会の実現に向けて、モーダルシフト、輸送拠点の集約、共同輸配送、車両等の大型化などの様々な形式において、サプライチェーン全体における「物流」分野の二酸化炭素排出量削減を目指した取り組みが進んでいます。
　国際社会においては、「グラスゴー気候合意」において合意された目標達成に向けて、2021年11月に米国のジョン・ケリー気候問題担当大統領特使と世界経済フォーラムとのパートナーシップにより、「ファースト・ムーバーズ・コアリション」を発足させました。「ファースト・ムーバーズ・コアリション」には、世界の二酸化炭素排出量の3分の1以上を占めている鉄鋼、セメント、アルミニウム、化学品、海運、航空、トラック輸送の7セクターが含まれており、クリーンで収益性の高い未来のサプライチェーンを構築する機会を提供することが期待されております。

　講演会では、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換する「モーダルシフト」の推進などグリーン物流の実現に向けた施策についてご講演いただき、サプライチェーン全体における「物流」分野の地球環境問題の解決に向けた取り組みから我々の暮らす「地球」の未来について考えます。