キャリアデザイン学部の運営において、各種事務的役割を担っています。その内容は、学生管理、学部カリキュラムに関すること、履修登録・時間割編成・試験に関すること、日々の授業運営に関すること、イベント実施等、多岐にわたります。マルチタスクが求められ、職員・教員との打合せや学生対応で1日中誰かと話している日もあれば、1日中PCの前で数字と向き合い黙々と資料やデータを作成しているような日もあります。現在主に担当していることは、次年度の履修要項(履修の手引き)の作成です。キャリアデザイン学部の学生が、学生生活を送るにあたって必要な情報を、取りこぼしのないように、なるべく分かりやすくコンパクトにまとめなくてはなりません。そのために、一緒に働く職員、それから一緒に学部を作り上げる先生方と、正確に丁寧に方向性を擦り合わせ、およそ100ページ分の情報を1つ1つ校正しています。また、キャリアデザイン学部の担当を超え、学部横断型の科目の運営に携わったり、全国各地の高校へ足を運び、進学相談会を担当することもあります。
学校の中で働くというのは、日々新しい学びを得て、エネルギー溢れる学生たちのポジティブな空気を感じながら働くということで、他の仕事ではなかなか味わうことのできない魅力なのではないかと思いますし、やりがいに繋がることも多いです。学生や保証人の方からの相談に対応し、感謝されたとき、学生の成長を目にした時はやはりとても嬉しい気持ちになります。
一方で、学部窓口は、学生との距離がとても近いように思えますが、実際には、学生と直接関わる時間はそう多くありません。ですから、考えてみると、たとえ学生と直接関わることがなくても得られるやりがいも、とても多いかもしれません。例えば、履修登録などの学生が必ず行うべき手続きについて、誰からも問い合わせなく、特別な対応を行うこともなく、誰もミスなく期間内にそれが完了した時、事前に自分が設定したシステムに誤りがなくて良かったなとか、履修登録前に実施したガイダンス、案内した文書で、学生に伝えたいことがきちんと伝わって良かったな、などと安心してほっとするような、嬉しい気持ちになります。
就職活動は、何かと不安になったり焦ったりすることが多いかと思いますが、自分なりに「楽しいと思えるポイント」を見出し、前向きに取り組んでほしいなと思います。私自身は、はじめは、義務感で就職活動を行っていましたが、様々な企業に赴きそこで働く方々に出会う中で、この企業は社会のどこに影響を与えているのだろう、ここで働く人はどんな人なのだろう、自分はここへどのように貢献できるだろう、もっと知りたい、考えたいと好奇心が生まれ、就職活動が楽しいものとなりました。
また、社会人生活は学生生活よりもずっと長いので、「これまで頑張ってきたこと、そこで得られた能力や実績」をアピールすることを大切にしつつも、他方、自分のありのままの素直な思いや、習慣にしていることなど「頑張らなくても得られた自分の魅力・素質」を正直に伝え、そんなありのままの自分を「面白い」と評価してもらえる場を見つけることを大切にしていました。就職活動中だからといって、気張らず我慢しすぎず、友人と遊んだり、家族に会ったり、趣味を全力で楽しんで、自分らしさを見失わないように頑張ってください!