先輩職員からのメッセージ

K.K(総合情報センター事務部)

先輩職員からのメッセージ

◆現在担当している業務の内容を教えてください!

総合情報センター事務部は、学内で利用される各種システムやICT機器、ネットワーク環境いわゆる「ICTインフラ」を調達、管理する部署です。私は主に調達案件の担当として、教職員が日々利用する人事給与システムや財務システム、学生の皆さんにも馴染みのある証明書発行機、付属校の教職員が利用している教務システムや生徒が授業で利用するパソコン教室、ネットワーク基盤などを扱っています。それらの案件ごとに予算の計上から、スケジュール検討やタスク管理、仕様作成、業者選定、決裁、発注・契約手続きを行います。契約手続き完了後は稼働に向けて、主管部局と業者との打合せを実施したり、運用開始後には月次の定例会に参加したりするなど、学内のシステム利用部局とシステム提供業者との仲介をしています。就職活動時にイメージしていた大学職員の仕事とはかけ離れていますが、総合情報センター事務部に配属され、実際にICTインフラの整備に携わってみると、学生生活や教職員の業務遂行に必要不可欠な仕事であることを実感します。

◆この仕事のやりがいを感じるところ、嬉しかったことを教えてください!

システムやICT機器は、一度導入すれば永遠に使い続けられるわけではなく、数年に一度の機器更新や、利用するシステム自体を別のものに変更する「リプレース」を実施する必要があります。システムのリプレースは情報センターの仕事の中でも大きな割合を占めています。リプレースにあたっては、システムの規模にもよりますが、数年前から予算と仕様を検討したうえで、必要となるタスクを洗い出し、発注までの詳細なスケジュールを立て、各種学内手続きや打ち合わせを経て稼働を迎えます。ICT機器は社会情勢の影響を受けやすいため、納期の遅延はないか、価格の変動はないか、万が一あった場合はどう対応すべきかなど、様々な可能性を想定しながらプロジェクトを進めなければなりません。このような部分に難しさや大変さを感じる一方で、やりがいや面白さも感じています。自分自身が担当したシステムが無事に稼働を迎え、運用を開始することができたときは安心するとともに達成感を味わうことができます。

◆就職活動中の皆さんへアドバイスをお願いします!

視野を広げることが大切だと思います。就職活動では知名度の高い企業や自分の知っている企業ばかりを見てしまいがちですが、世の中にはたくさんの企業があります。軽い気持ちで参加した企業の説明会で、思わぬ出会いがあるかもしれません。ぜひ、積極的に説明会や座談会に参加し、様々な業界や仕事を知るようにしてください。多くの業界、企業を知ったうえで最終的に選んだ1社であれば「やりきった」と思えるはずです。みなさんが素敵な就職先に出会えることを心から祈っています!