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今回は、法政大学交響楽団代表の渡辺拓実さん(法学部)と前コンサートミストレスの網師本野依さん(法学部)にオーケストラの魅力や活動への思いを伺いました。法政大学交響楽団(以下、法政オケ)は、創立100年を超えるオーケストラサークルで、100名以上の団員が所属。定期演奏会や東京六大学オーケストラ連盟主催の合同演奏会、学位授与式など学内外のさまざまな場面で演奏を披露しています。
オーケストラ全体の技術面をけん引するのが、コンサートミストレス(男性の場合はコンサートマスター)。スポーツのチームで例えるならば、キャプテンのような存在だそうです。中学からバイオリンを続け、音楽一筋の学生時代だった網師本さん。「常にメンバーの成長を思う日々で、約6時間もの合奏の録音を聴き直し、一人一人の課題点を洗い出して解決方法を模索したこともありました」。自身の担当楽器ではないメンバーにも指導をする大変さや全員へ寄り添う優しさが伝わってきました。代表を務める渡辺さんは、意外にも音楽未経験からのスタートだったそう。大学入学とともにチェロを始め、「入部当初はチェロパートに4年生の先輩しかおらず、先輩の卒業後は自分が引っ張っていかねばと必死でした」と試行錯誤しながら練習を重ねた日々を教えてくれました。その経験から、代表に就任した今は、音楽とがむしゃらに向き合う楽しさをメンバーに伝えているそうです。
メンバー全員で音楽と真剣に向き合い、自分たちの音色を響かせる法政オケ。「音色から奏者の思いがうかがえるので、オーケストラとは楽器を通じたコミュニケーションだと感じています」という言葉がとても印象的でした。本誌には、「オーケストラ&クラシックを楽しむ3つのポイント」も掲載しています。記事の全文は、ぜひデジタルブックでご覧ください。
(掲載先:広報誌「HOSEI」2024年10・11月号)
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