Q1. 所属する社会学部を選んだ理由と現在の学びについて教えてください。
環境問題や福祉制度にもともと興味があり、さらに経済や法律、政治などを幅広く学ぶことができる社会学部を選びました。広く学ぶことで、多角的なものの見方につながると思いました。社会学部のサステイナビリティコースに所属していますが、他コースの授業も積極的に履修し、福祉やコミュニティーの在り方といった視点から持続可能な社会づくりについて学んでいます。「家族社会学」の授業では、家族がどのように変化してきたのかを考察。昭和頃まで女性は専業主婦が当たり前で、最近になって社会進出が進んだと思っていましたが、戦前は農業で男性と同じように働いていてむしろ元に戻ったという事実に衝撃を受けました。そこから家族やジェンダーに興味を持ち、ゼミでは子育て支援制度の手厚さが異なる自治体を比較して、まちづくりにどのような影響があるのかを研究しています。もともと子ども好きで学童保育のアルバイトをしているのですが、各種の制度に加え、公園や道路といったハード面にも注目するようになりました。子どもたちの存在は、地域に大きな影響を与えます。彼らが過ごす環境を見つめ直し、より良いまちづくりにつなげたいです。
Q2. 社会学部の“イチオシポイント“を教えてください。
法政大学社会学部は、私立大学で一番最初にできた社会学部で創設70年以上の伝統があります。学部生の人数が多く、異なる価値観を持つ人に出会え、たくさんの刺激を受けられる環境だと思います。また、社会学部棟は、多摩キャンパスの中で一番高い建物なので、景色がとても良いのもポイントです!
Q3. おすすめの本は?
ゼミに入った当初に読んだ『まちづくり都市 金沢』(岩波書店)です。単に活性化のために人を呼ぶのではなく、環境や文化、交通などさまざまな観点を考慮してまちづくりが行われている事実を再認識しました。
法政大学公式Instagramでも広報誌「HOSEI」の取材記事を中心に投稿していきます。本誌では掲載していない写真や取材のこぼれ話なども見ることができます。ぜひフォローをお願いします。