Q1. 所属する現代福祉学部の魅力と現在の学びについて教えてください。
机上の空論になり得ない多彩なフィールドワークが用意されている現代福祉学部。「コミュニティマネジメント・インターンシップ」では、インドネシアを訪問し、行政関連施設やNPOで福祉・地域づくりについて学びました。個人では行くことが困難な「現場」で貴重な経験を積めるので、本当に刺激的です。所属ゼミは、障害インクルーシブな国際協力・開発の研究をテーマとしています。その一環で、高校生を対象に「草ストロー」を教材として用いた高大連携企画に取り組みました。ベトナムの障害者が生産工程に携わっている草ストローは、堆肥として再利用できる特徴があります。高校生ならではの視点から新たなストロー活用法のヒントを得るなど、興味深い発見が多かったです。他にもゼミでは、日本から持参した中古の靴をネパールの子どもたちにプレゼントし、スポーツ企画を実施するプロジェクトを進行中。国内外を舞台に、社会課題の解決を模索していきます。
Q2. 現代福祉学部の“イチオシポイント“を教えてください。
福祉領域に関心をもって入学してきている学生が多く、困った時に助けてくれるような穏やかで優しい学生が多いです。私も困った人がいれば積極的に助けられる人間になりたいと思えるようになりました。また、1年次に「基礎ゼミ」という少人数制のクラスがあり、最後にはコンペを行います。フィールドワークをしたり、プレゼン資料を作成したり、チームで「優勝」を目指して協力しながら進めた経験は財産になりました。友人や切磋琢磨できる仲間ができるので、とても良い機会だと思います。
Q3. 学びの中で得た気づきとは?
「弱みを強みとして活かせる」という視点です。授業の中で事例として、潜水漁業において聴覚障害のある海女/海士(あま)達が手話で会話・連携して魚をたくさん捕まえるという話を聴きました。
障がいやコンプレックスといった弱みも強みに変革し、活かすことができるという視点に気づけた瞬間でした。
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