特集

事前の入念なリサーチが「プロダクトデザイン」の鍵を握る(デザイン工学部 システムデザイン学科 滝沢さん 4年)

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全15学部の学生にインタビュー!広報誌「HOSEI」6・7月号「意外と知らないみんなの学び」より、デザイン工学部の学びについてご紹介します。

Q1. 所属するデザイン工学部の魅力と現在の学びについて教えてください。
「デザイン」と聞くと意匠面だけをイメージしがちですが、工学を軸足にものづくりを総合的に学んでいます。制作課題が多く、自分のアイデアを発表できるチャンスが豊富なのも楽しいです。「プロダクトデザイン演習」では、学生たちで商品の企画・提案を行い、プロのデザイナーとして活躍する先生方から講評を受けます。私はこの授業を通して同分野への熱量が高まり、プロダクトデザインを扱う「ヒューマニティデザイン研究室」に入りました。研究室では地方を訪れ、地場産業や伝統工芸についてリサーチを重ねながら、現地企業と共に商品開発を目指す産学官共同プロジェクトを進めています。デザインにおいては、事前の調査・研究というプロセスが欠かせません。入学当初はコンセプトや造形の考案にとらわれがちでしたが、まずはユーザーの背景を深く探ることが最終的な成果に直結すると学びました。今後は大学院で研究をさらに深め、プロダクトデザイナーの道に進みたいです。

Q2. デザイン工学部の“イチオシポイント“を教えてください。
自分の興味があることをその道のプロフェッショナルである先生に、すぐに質問ができるところです。また、デザイン工学部のある市ケ谷田町校舎は、市ケ谷キャンパスから少し離れた場所にあり、授業やゼミでは集中しやすい環境で学ぶことができます。その一方でサークルや学生団体での活動では、都会的な市ケ谷キャンパスライフを楽しむことができ両方満喫できることも魅力です。

Q3. おすすめの本は?
谷崎潤一郎の著作『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)です。ゼミの先生から薦められた一冊で、デザイナーとして新たな視点を持つことができたと思っています。日本人としてものづくりに携わる上で大切にすべきことを学びました。

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