Q1. 所属する文学部を選んだ理由と現在の学びについて教えてください。
高校時代から社会科の教員を目指しており、教職課程が充実した環境で歴史や地理を専門的に学びたいと考え志望しました。文学部には法政大学で最多となる6学科があり、それぞれの学科がまるで学部のように独立して特色あふれるプログラムを提供しています。全学科で多彩なゼミも開講されていて、専門分野を深く追究できるのがうれしいです。私は都市の移り変わりについて興味があり、江戸から東京への変遷や当時の都市構造について研究するべく、日本近世史ゼミに所属。現在は主に江戸の河川の役割や都市開発について調べています。江戸時代に形成された都市環境が現在の土地利用にどのように活かされているのかが分かるため、そこに面白さを感じます。ゼミ活動や日々の授業を通して、「歴史は暗記ではなく、考えることで理解を深める学問である」という認識を持つようになりました。卒業後は教師として、歴史を勉強する意味や面白さを生徒たちに伝えたいです。
Q2. 文学部の“イチオシポイント“を教えてください。
文学部は学科ごとにカリキュラムが独立していますが、学部共通科目や学科の垣根を超えて授業を受講できる制度が充実しています。共通科目には、自分自身のキャリア形成や社会問題など、社会を生きる上で必要な知識を学ぶことができます。また他学科の授業を受講することで、学びの幅が広がるといった魅力があります。様々な学科の学生と関わる機会にもなっており、多様な価値観に触れることができます。
Q3. お気に入りの授業は?
「歴史特講」です。一つのテーマに対し、日本史・東洋史・西洋史3分野からアプローチすることが特徴の授業。同じテーマであっても、それぞれの地域ごとの視点や捉え方の違いがあり興味深いです。グループディスカッションを通して、互いの考えを深めることができることも魅力です。
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