お知らせ

【ORANGE STYLE ~社会で輝く卒業生~】国際労働機関(ILO)職員・金森ゆかりさん

  • 2024年03月22日
お知らせ

今回は国際労働機関(ILO)でインドの産業開発に向けた人材育成・スキル開発に携わる、金森ゆかりさんにインタビューしました!

そもそもILOとはどんな組織なのでしょうか?
「国連の専門機関であり、その中で唯一政府・労働者・使用者から成る『政労使』の三者構成を取っています。日本の場合、政府は厚生労働省、労働者は日本労働組合総連合会(連合)、使用者は経団連となります。三者が対話する機会をつくりながら、政策の推進や計画の立案に取り組んでいます」と金森さんは語ります。
インドに在住し、さまざまな国や立場の人と協働する金森さん。コミュニケーションを取る上で大切にしているのが、「empathy=共感」だそうです。
 「国や文化、宗教などが全く違う人に対しても、常に共感できることを探しながら対話しています。また、自分の気持ちを表現することも大切です。相手に感謝や尊敬の念を抱いた時は、素直にその思いを伝えていますね」
法政大学法学部政治学科で過ごした大学時代の経験は、今のお仕事にも活かされているそう。 「国際開発のゼミでは、日本のODA(政府開発援助)について学習。開発途上国への研修旅行を中心とした実践的な学びで、目標達成に向けてマネジメントする力が磨かれました」と語ります。
さらに、在学中に英・リーズ大学への派遣留学も経験。
「最初は語学力不足で現地の学生に追いつけず、部屋で泣くことも。努力を積み重ね、小さな成長を喜びながら、何とか1年間を乗り切りました」
他者への共感と自身の感情表現を大切にしながら、多様な人々の対話に臨む!
国際貢献への熱意を持ち、周囲を巻き込みながらまい進する金森さん。今後も活躍から目が離せません。

 

(掲載先:広報誌「HOSEI」2024年2・3月号)

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