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理工学研究科在学生がInternational Space Solar Power Student Competition 2023で優勝

  • 2024年01月16日
  • 受賞
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本研究科修士課程に在学中の金子 美稀さん、東川 宗嗣さんらがInternational Space Solar Power Student Competition 2023で優勝しました。

International Space Solar Power Student Competition 2023は、宇宙太陽発電の幅広い分野において、学生による有意義で新規性のある研究プロジェクトに焦点を当てた国際的な研究/論文コンテストです。金子さんらは「宇宙太陽発電所」である太陽発電衛星(SPS:Solar Power Satellite)の実現に向けて日々研究開発を行っています。近年、アルテミス計画を中心に月や火星において、有人での環境利用に関する研究開発が進められています。金子さんらはそのエネルギー確保の一つとして、普段研究を行っている地球へエネルギーを送るSPSを基に、月・火星用のSPSの基礎検討を行い、その成果を本コンテストで発表しました。準決勝は米国で開催された2023 International Space and Development (ISDC)、決勝はアゼルバイジャンで開催された2023International Astronautical Congress (IAC)で実施されました。

太陽発電衛星(SPS)は宇宙空間で太陽光発電を行い、その電力を、マイクロ波で地上へ無線で送電する「宇宙に作る発電所」です。太陽光を使うため、埋蔵資源の枯渇や温室効果ガスなどの諸問題を解決する近未来のエネルギーシステムとして期待されています。SPSは、衛星軌道を人類の新たなエネルギーフロンティアとして開拓する人類の新たな挑戦です。また、月・火星などでの人類活動にいおいても有力なエネルギーシステムとして応用が可能です。

・受賞者
金子 美稀(機械工学専攻修士課程2年)
東川 宗嗣(機械工学専攻修士課程2年)
川合 優美(理工学部機械工学科4年)
堀部 拓海(理工学部機械工学科4年)

・大会名
International Space Solar Power Student Competition 2023

・開催期間
2023年4月24日~2023年10月6日

・開催場所
準決勝:Embassy Suites by Hilton Dallas-Frisco, Texas, U.S.A.(オンライン参加)
決勝:Heydar Aliyev Centre/Baku Convention Centre, Baku, Azerbaijan

・受賞日
2024年1月10日

・受賞論文名
Moon and Mars Solar Power Satellites (SPS) in Comparison to Earth SPS

・備考
1.本学以外所属の受賞対象者
大西 隆広(東京理科大学)
松友 斗夢(公立諏訪理科大学)
割貝 直樹(公立諏訪理科大学)

2.大会HP

3.リーフレット「理系学部で学ぶみなさんへ -大学院進学の5つのメリット-」