大学院特定課題研究所一覧

植物病AI診断研究所

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2018年6月27日更新

研究代表者 生命科学部専任講師 鍵和田 聡
主たる
研究分野
植物医科学
研究概要

農業生産の現場において、植物の病気の的確な診断は適切な防除対策のために重要である。一方で診断においては似て非なる病気や、非典型例への対応が必要となり、長年の経験と熟達した技術が必要となるが、人材が限られるとともに時間的金銭的コストが課題となっている。このため、初心者でも簡便に的確に植物病の診断ができるシステムの開発が求められている。近年AI技術のひとつである深層学習技術が発達してきており、社会の様々な分野で応用されてきているが、植物病の画像による自動診断あるいは診断支援については海外でいくつか研究がなされているものの、実際の現場での精度を確認し高精度を実現したものは極めて少ない。これは作物の栽培環境により症状が変化したり、他の虫害や生理障害などの影響により様相が多様化して識別が困難となるためと考えられる。本研究課題では、植物病害の病徴画像を用いて識別器を構築し、自動診断する実用性の高い簡便なシステムの開発を目指す。その際には植物病の識別に特有な特徴抽出の手法を研究し、現場の使用において高精度を実現する頑健な識別器の構築を目指すものとする。この技術開発により、植物病の診断がスピーディに行えるようになることが期待される。画像診断技術を一次スクリーニング的にとらえ、従来型の生物的な診断技術を確定診断と位置付けることにより、総合的な診断体系が構築できるものと考えられ、わが国における新規就農者の確保や、より高度化、効率化した農業の確立を目指すスマート農業の施策に資するものと考えられる。

研究員 彌冨 仁 理工学部 教授

大学院特任研究員

Cap Huu Quan 理工学研究科 兼任講師

設置期間 2022年4月1日~2027年3月31日
設置場所 法政大学小金井キャンパス 法政大学生命科学部応用植物科学科