大学院特定課題研究所一覧

グローバル地域研究所

大学院特定課題研究所一覧

2021年5月13日更新

研究代表者 経済学部教授 朴 倧玄
主たる研究分野 地理学・社会科学全般
研究概要 本研究所は、アジアの世界都市・地方都市のグローバル化と持続可能な地域成長の実態について研究活動を行うことを最大の目的として設置する。
とくに本研究所では、アジアにおける経済・社会・地域課題に着目し、その研究活動や研究成果を世界に発信するとともに、個別研究員が持つ人的ネットワークを活用しながら、海外研究者との協力・連携体制を図る。個々の専門研究者が持つ競争力の源泉となりえる研究課題・主要を、アジア諸地域の異なる分野の研究者と連携することで、互いに相乗効果を発揮させ、相互に発展できることが見込まれる。
アジア諸国における地域・都市は資本・物資・人口の流動・情報の交換・イノベーションの拡散、経済変動の波及などを通じて互いに依存しあう。こうした都市間・地域間連携は、国家的・国際的都市システムを形成し、都市・地域間の相互関連とそれを取り巻く環境条件の変化によって、時間の経過とともに動態的に変化してきた。
とりわけ、1990年代以降、交通・通信技術の飛躍的な発達、多国籍企業の活発なグローバル活動、そして資本の流動の国際化によって、経済諸活動は、単なる国民経済の中で完結せず、グローバル空間の中で展開されるようになった。人・物・情報・資金・企業の国際的流動によって、高次的都市・経済機能は世界都市へ集積する結果となり、アジア諸国・地域では、首都一極集中型の国家的・国際的都市システムが構築されてきた。
アジアでは、世界都市の成長が著しく、国内外の地方都市との格差が一段と拡大し、さまざまな共通問題や課題を抱えている。このように、アジア諸国が持つ「一極集中型の国土構造・グローバル空間構造」の共通問題・課題を解決するためには、同じ目標のもとで、それぞれの地域の海外研究者が互いに連携し、今まで推進してきた研究の強化のみならず、分野の融合や新しい発想による研究活動を目指すことが重要であり、それを支援する組織体制が必要となった。そこで本研究所を設立し、海外研究者と連携して、戦略的な国際共同研究を実施することにより、単一国で解決できない国際共通的な課題の解決や、国際連携による研究成果の強化に資する成果を得ることが見込める。
以上の研究課題と設置目的を達成するため、本研究所は、本研究所の研究員による分担研究・密接な共同研究を核とし、海外研究者研究機関とのネットワークを活用し、ワークショップ・研究会・セミナーを機動的に組織して課題研究を遂行する。また、各研究活動や研究成果の情報を共有・活用し、国内外の共同研究者の所属機関とのネットワークを通じて公開セミナー、国内・国際シンポジウム等の各種研究活動・研究成果の共有を図る国際的情報センターの機能を果たす。
研究員  

大学院
特任研究員

鵜塚 健 毎日新聞京都支局次長
ByeongKug, YOON proffesor, KyungHee Cyber University Departmento of Hotel & Tourism
Whabok, KIM Associate Professor, Department of Leisure Sports, Jungwon University
Siripen, SUPAKANKUNTI Associate Professor, Faculty of Economics, Chulalongkorn University
Ghazali, MUSA Professor, University of MALAYA. Department of business Strategy and Policy
Kim Eunsuk 釜山ファミョン中学校教師
Hwang Uigon Jtbc plus コンテンツ本部理事
朴 先知 九州大学大学院修士課程
藤村 政彦  株式会社ロイスレイン代表取締役
宮竹 愛子 羽衣国際大学現代社会学部 准教授
HA Yeong-Hwan  韓国釜山広域市役所 サービス金融課 金融機関誘致専門官 金融産業チーム長
設置期間 2020年4月1日~2025年3月31日
設置場所 法政大学経済学部504号研究室(朴 倧玄研究室)