大学院特定課題研究所一覧

電磁波工学研究所

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2021年3月16日更新

研究代表者 理工学部教授 山内 潤治
主たる研究分野 電磁波を用いた通信、計測、情報処理工学
研究概要 研究代表者は、2002年9月27日~2012年9月26日の10年間にわたり、フォトニクスデバイスシミュレーション研究所を主宰し、科学研究費、受託研究費を資金として新たな光導波路デバイスの開発に関して活発な研究活動を行った。他方、2011年4月1日~2016年3月31日までは、バイオコム研究所(ワイヤレス・ネットワーク通信研究所の後身)の研究員として参加し、無線通信デバイスの開発に携わった。その後、2016年4月1日~2021年3月31日まで電磁波工学研究所を主宰し、電波帯から光波帯までの幅広い周波数帯での各種電磁波デバイスの開発・研究を行ってきた。
 申請の電磁波工学研究所は、2016年設立の研究所を実質的に受け継ぐものである。これまでの研究所と同様に、通信のみならず、計測、情報処理にも関わる種々の電磁波応用を研究対象としている。電波帯からテラヘルツ帯、光波帯までの広い電磁波帯を研究対象とする点が特徴である。
 具体的には以下に述べる点の検討を重点的に行う。
・電波帯、マイクロ波帯では、電磁波通信の送受の要である、アンテナの開発・設計に注力する。表面波を利用したアンテナ、フォトニックバンドギャップを利用したアンテナの検討に加えて、近年進展してきているメタマテリアルを利用したアンテナを研究対象に含む。異なる回転方向の円偏波を放射し得るアンテナや、従来に比べチルト角が大きく取れるアンテナの開発に取り組む。
・テラヘルツ帯では、光伝導アンテナの開発を行う。また、通信用機能デバイスのみならずセンサ関連の研究も行う。InSbを使用すると、テラヘルツ帯でも表面プラズモンポラリトンの発生が可能になることが分かってきており、この現象を積極的に利用した、高感度の温度センサの開発、液体資料の濃度変化検知能力の向上を目指す。テラヘルツ帯は、電波帯と光波帯の中間的性質があり、解析手法の開発においても、すべての電磁波帯での取り扱いを可能にする汎用性が視野に入る特徴がある。従って、高能率で高精度な解析手法の開発にも努力を払う。
・光波帯では、シリコン細線導波路を応用した光回路を検討する。偏波無依存光回路に不可欠な、偏波スプリッタ、偏波変換器の低損失化、消光比改善の研究を行う。加えて、誘電体、金属の周期構造を用いた、偏波変換板(1/4波長板、1/2波長板)の薄型化、高透過率特性の実現に関して検討を進める。特に、最近研究代表者が提案した、偏波面に依存せずに動作する直線偏波回転子について、構造の最適化を行うことで、広帯域な動作を実現していく。
研究員 柴山 純 理工学部教授

大学院
特任研究員

中野 久松 法政大学名誉教授
設置期間 2021年4月1日 ~2024年3月31日
設置場所 理工学部電気電子工学科 山内研究室