大学院特定課題研究所一覧

地域ウェルビーイング研究所

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2024年4月1日更新

研究代表者 大学院政策創造研究科 教授 高尾真紀子
主たる研究分野 地域におけるウェルビーイング(健康、幸福度)研究
研究概要

 近年、個人や企業、地域、国において、ウェルビーイングが注目されている。ウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味し、幸福、健康、福祉といった概念を含むものである。企業においては人的資本経営の観点からウェルビーイングが注目され、行政においては計画にウェルビーイングのKPIを示すことが求められるなど、ウェルビーイングの測定と指標の活用が課題になっている。
ウェルビーイングに関する研究は、心理学、経済学、経営学、福祉など様々な領域に広がっており、学際的な研究が求められるとともに、実社会において研究成果を活用することが求められている。このため、大学におけるウェルビーイング研究に関する受け皿組織をめざして、特定課題研究所「地域ウェルビーイング研究所」を設置する。
 本研究所は、各研究員の活動拠点であるとともに、民間企業および行政との連携を通じて、企業や自治体等の事例研究、定量調査等を実施し、ウェルビーイングに関するエビデンスの提供および問題提起を行うことを目的とする。こうした取組みを通じて得た知見を社会へ還流し、企業・国・自治体の政策策定や評価に結びつけ、ウェルビーイングを実感することができる社会の実現に貢献することを目指す。

法政大学大学院 地域ウェルビーイング研究所の研究課題は、以下の通り。

1.    幸福度の決定要因に関する事項
2.    地域ウェルビーイング指標(主観的幸福感、客観的指標)の作成および測定などに関する事項
3.    人的資本経営と健康経営推進に関する事項
4.    社会福祉の促進、ウェルビーイングな地域づくりなどへの取組みに関する事項
5.    その他のウェルビーイングの推進に関する事項

また、法政大学大学院 地域ウェルビーイング研究所の目的を達成するため、以下の調査・研究活動を行う。
1.    個人、地域、企業、国によるウェルビーイング政策の取組、実践事例の研究
2.    地域ウェルビーイングに関する調査の実施
3.    ウェルビーイングに関する研究会の実施
4.    刊行物、インターネット等を通じた情報発信
5.    公開セミナー等による広報活動
など。

大学院
特任研究員

江淵 剛       名古屋市立大学大学院 経済学研究科経営学専攻 博士後期課程
川面 充子      宇都宮大学 特任助教
河野 道子     
菅野 雅子      茨城キリスト教大学 経営学部経営学科 准教授
鈴木 千鶴      武蔵野大学 非常勤講師
桝野 光路   地方独立行政法人  東京都健康長寿医療センター研究所 協力研究員
三浦 卓己   東京未来大学モチベーション行動科学部 専任講師
矢島 厚子

設置期間 2023年4月25日~2028年3月31日
設置場所 大学院政策創造研究科 高尾研究室