6月24日(火)に「FICオープンセミナー」をオンライン開催します。参加を希望される場合は、以下の要領の通りお申込みください。
1)日時:6月24日(火)17:00~18:30(Zoomを利用)
2)参加方法:
「一般参加者」、「本学学生参加者」はそれぞれ下記のフォームからお申込みください。なお、「本学学生参加者」は必ず法政大学メールを記入してください。
FICオープンセミナー「専任教員による研究発表会」一般参加者申請フォーム
FICオープンセミナー「専任教員による研究発表会」法政大学大学院・学部学生参加申請フォ-ム
申請締切日:6月20日(金)正午まで
お申込み頂いたのち、Zoomミーティングへの「招待メール」をお送りします。研究会の時間帯に「リンク」を押していただければ、研究会に参加できます。なお、セキュリティ対策のため「一般参加者」の参加可否は、研究科及び学部において判断致しますので、ご連絡に少しお時間を頂くことをご了承ください。
3)内容:
国際文化情報学会に所属する教員と学生(大学院生・学部生)が参加する形でおこなわれる、教員による研究発表会です。学会に所属していない一般参加者にも公開します。
開催時間は1時間半程度で(質疑応答含む)、リアルタイム・オンライン配信(Zoom利用、同期型)にて開催しますので、当日の指定された時間帯にアクセスして下さい(ミュートでのご参加にご協力ください)。
発表者・発表タイトルおよび要旨は以下の通りです。
ル・ルー清野 ブレンダン 法政大学国際文化学部 准教授
タイトル:幕末期のカトリック宣教師の日本語学習について
要旨:1840年代から来琉・来日し始めたパリ外国宣教会(Missions Étrangères de Paris,以下MEP)のカトリック宣教師は,当初から言語学習の重要性を主張していた。キリスト教の教理を広く布教するのに相手の言語を操らないとうまくいかないので当然の考えと言えよう。本発表では,教科書は勿論のこと,文法書や辞書も皆無の時代において,MEPの宣教師がいかにして日本語を学習しようとしたのかを,MEPの史料(宣教師の自筆書簡)を使用して考察する。本研究を数年ぶりに再開したばかりなので,参加者からのアドバイス等を是非頂ければ幸いである。
副島 健作 法政大学国際文化研究科・国際文化学部 教授
タイトル: 日本語らしさとは何か—結果状態の表現と構文選択の認知的背景
要旨: 言語の「自然さ」や「〜語らしさ」は、言語教育全般において重要な概念であり、日本語教育にも深く関わります。本発表では、日本語の結果状態を表す構文に注目し、例えば部屋の窓が開いた状態を「開いている」「開けてある」「開けられている」のどれで言うかなど,どんな場合にどんな構文を用いるのが自然かを検証します。ビデオ発話実験を通じて、日本語話者の選択傾向を分析し、その背後にある認知的・構造的要因を探ります。また、ロシア語や韓国語など他言語との比較を通じて、言語ごとの事態認識や構文選択の違いを考察します。本研究は、日本語学習者の習得過程や母語の影響による誤用の解明に貢献し、日本語教育への具体的な応用可能性を探ることを目指します。
4)問い合わせ先
井坂政裕(法政大学国際文化学部 准教授)
ficos-rp2025(アットマーク)ml.hosei.ac.jp
※(アットマーク)を@にかえて送信してください。