お知らせ

法政大学が学生の社会的起業を支援するプログラム「チェンジメーカーズラボ in 多摩(たまらぼ)」最終報告会を開催 最優秀賞はバス通学を便利にする学生×飲食店をつなぐアプリの開発

  • 2024年12月04日
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法政大学ソーシャル・イノベーションセンター(略称:SIC)は、社会的起業を目指す学生を支援するプログラム「チェンジメーカーズラボ in 多摩(たまらぼ)」最終報告会“DEMO DAY”を11月5日(火)にTOKYO創業ステーションTAMA(東京都立川市)で開催しました。外部審査員の審査により最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれ、大学から支援金(最優秀賞30万円、優秀賞10万円)が贈られました。

本件のポイント

  • 「チェンジメーカーズラボ in 多摩(たまらぼ)」は社会課題を自ら解決に向かって持続的に活動する社会的起業を目指す学生を支援する課外プログラム。
  • 社会を変えるチカラをつける100日間として、「同世代コミュニティと専門家によるバックアップ」「講座やフィールドワーク、メンタリングなどからなるプログラム」「優秀な活動に対しては大学からの支援金支給」という3つの特徴をもっている。
  • 最終報告会では5チームが発表を行い、外部審査員による審査により最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれた。
  • 最優秀賞は「バス通学を便利に、学生×飲食店をつなぐ新アプリ」を発表したチームが受賞した。アプリはすでに実用化し、法政大学に通う学生たちが利用している。

最優秀賞を受賞した「バス通学を便利に、学生×飲食店をつなぐ新アプリ」

受賞一覧

受賞名 発表タイトル 発表概要・展望
最優秀賞 バス通学を便利に、学生×飲食店をつなぐ新アプリ 多摩キャンパスでは、多くの学生が路線バスを利用して通学している。そこで、バス乗車の待ち時間を減らすため、大学から最寄り駅までのバスの時刻表を簡単に調べることのできるアプリ「たまっぷ」を開発した。さらに駅周辺の飲食店と提携しアプリ利用者向けの割引サービスを付加したことで、学生の利用を促し、キャンパス周辺の地域活性化にも寄与することを目指す。
優秀賞 食学んだ後はソクメシ!昼食を受け取れるデリバリーサービス 近隣に飲食店が少ない多摩キャンパスの昼食問題の改善のため、事前に注文を受け、指定場所ですぐにお弁当を受け取れる仕組みを考案した。プログラム中には実証実験も行い、学生からも好評を得た。今後は専用の注文サイトの開発などを目指し、学生が昼食のために並ぶ時間を減らし、コミュニケーションや授業準備にあてることができるようにしていきたい。
優秀賞 カフェで紡がれる、若者のための居場所プロジェクト 中高生の居場所に対する支援の不足と、若者の孤独感・自己肯定感の低さを解決するために、中高生の居場所支援を大学生のボランティアで行うプロジェクトを提案。プログラム期間中に実施した試行イベントの結果、近隣の子ども食堂と連携することができた。中高生が気軽に立ち寄ることのできるカフェを大学生が運営することで、全ての若者に「安心感」と「選択肢」がある未来を目指す。
  • たまらぼ最終報告会では3チームに賞が授与された

  • 最優秀賞受賞チームによるプレゼンテーションの様子

たまらぼについて

法政大学多摩キャンパスには社会課題について学ぶ学部が集まっている特徴を生かし、社会課題を自ら解決に向かって持続的に活動する社会的起業を目指す学生を支援するプログラムとして、NPO法人ETIC.の協力を受け、2023年度にソーシャル・イノベーションセンターで新設した課外プログラムです。たまらぼの理念は「自ら行動して新しいチェンジを生み出すための場」。2024年度は7月から月1回のプログラムを開講(回によって、対面/オンラインを入れ替え)しています。本プログラムを通じて大切にしている点は、次の4点です。
1. 小さくても行動を起こすことを重視する(インタビュー、アンケート等、顧客の声を聞く)
2. PDCAサイクルを小さく何回も回す(週報やコーディネーターの面談を通じて振り返り、次につなげる)
3. メンバー同士の関係性(相互に切磋琢磨し、刺激を与え合う仲間であれるような場を作る)
4. コーディネーターは見守り役と問いかけ役(類似する事業や、機会の情報は惜しみなく提供する。本人の中にある想いや大切にしたいことを問いから引き出し、活かす)

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