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【2021年度(第5回)自由を生き抜く実践知大賞】大賞「Webアプリ「MiNERVA」を用いたコロナ禍の安全な行事運営」紹介

  • 2022年02月25日
  • イベント・行事
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受賞名

大賞

受賞取組

Webアプリ「MiNERVA」を用いたコロナ禍の安全な行事運営

実践主体

小金井企画実行委員会

概要・成果

新型コロナウイルス禍での行事運営のため、独自のWebシステム「MiNERVA」を構築しました。「MiNERVA」は、本年度の新入生歓迎会と小金井祭の開催に際し、理工系学部を有する小金井キャンパスならではの技術力、発想力を駆使して開発した、QRコードを活用した入室管理システムです。スマートフォンのブラウザで動作するので、手軽に導入が行えます。オープンソースプロジェクトとしてGitHubにも公開されています。

システムを用いることにより、スムーズで正確な参加者の管理をすることができるようになり、そのシステムをオープンソース化することによって、全国の同じ境遇の大学生がこれを使えるようにしました。

小金井新入生歓迎会でのMiNERVAでの参加登録風景

総長からの選定理由コメント

小金井キャンパスの新入生歓迎行事や学園祭をキャンパスに集って開催するために、新型コロナウィルス禍での行事運営の安全確保策として、独自のWebシステムを構築し、スムーズで正確な参加者の管理を実現した。スマホ・ネイティブ世代の理系キャンパス生が、コロナ禍においても充実した学生生活を可能にするために、ICTについての専門知識、技術を活用して行事の円滑で安全な運営を実現する力となった。また、そのシステムをオープンソース化して、同じ状況下にある学内外の大学生がこれを使えるようにした結果、小金井の工学展など、他団体主催の行事においても活用され、コロナ禍の学生生活の活性を支えている。自分たちのためだけではなく、同じ課題に直面した他者と連携し、課題解決の輪を広げていこうとする姿勢には、持続可能な社会の実現に貢献することを目標に掲げる法政大学憲章「自由を生き抜く実践知」の精神を体現するものとして、高く評価できる活動である。

受賞の感想

この度は、自由を生き抜く実践知大賞に選出していただき、誠にありがとうございます。我々企画実行委員会が作成した「MiNERVA」は、コロナ禍で制限されている学生生活を少しでも自由にしようと、自分達の力で作成したアプリケーションです。開発にあたり、ご協力いただいた教職員の皆様、また世界中のOSS開発者の方に感謝いたします。

小金井の全学生のために行事を実行していく我々にとって、コロナ禍とそれに伴う制限の中、「MiNERVA」を作成することはある意味で必須と言えるものでした。コロナ禍でさまざまな行事が中止となり、多くの学生も社会問題に対し、活動の制限を強いられていました。このまま泣き寝入りしてはいけないと考え、理系学生である我々が行えることは技術を用いた解決でした。結果的に全ての行事が安全に開催され、とても安堵しています。

我々はこれからも、自分にできることは何かを考え続けて活動を続けていきます。また、委員会以外の場所でも、委員各自が個人としてこの経験を糧に社会に貢献して参ります。

表彰式にて実践事例を紹介するプレゼンテーションの様子