思いを「一つ」に 自由な感性で表現された ジャズダンスを楽しむ
創部22年目を迎えるジャズダンスサークルONE。「ONEはアットホームな雰囲気で、居心地の良さが自慢のインカレサークルです」と胸を張るのは、SNS（交流サイト）での情報発信や印刷物作成などの広報活動を担う花村さん。
「大学に入ってからダンスを始めた初心者ですが、サークルの卒業生でもあるインストラクターの方が丁寧に指導してくれます。舞台に上がってスポットライトを浴びて踊った時は感激でした」と笑顔で語ります。
ジャズダンスはバレエの要素を取り入れ、感性のままに表現していくフリースタイルのダンス。ONEでもメンバーの自主性を尊重し、さまざまなジャンルを取り入れています。その成果は、例年9月に開催する自主公演「ONE LIVE」で披露。幹部学年の有志が中心となって演目を決めてダンスの振り付けを手掛け、曲のイメージに合った衣装も自分たちで用意するなど、手づくり感のあるライブを演出しています。
ヒップホップダンスの経験を生かし、ストリート系ダンスの振り付けに初挑戦しようと意欲を燃やしているのは岡田さん。本番前の恒例行事も楽しみだと言います。「曲ごとに、振付担当者とダンスに参加した演者の間でメッセージを送り合います。演者は振付担当者に、振付担当者は演者一人一人に手紙を書くのです。初めて手紙をもらった時、細かいところまで見ていてくれたことが感じ取れて、とても感激しました」と心温まる思い出を振り返ります。
コロナ禍で合宿が中止になるなどの影響はあったものの、年間を通じてイベントは充実。インカレサークルらしく、他大学との交流も盛んです。都内9大学のジャズダンスサークルが、姉妹サークルとして集う団体「ダンスプロジェクト『α（アルファ）』」にも所属。新入生のお披露目を兼ねてサークルごとにダンスを披露する「合同練習会」や、サークル対抗のジャズダンスコンテスト、サークルの枠を超えてチームを編成して踊る「α 公演」などのイベントに参加しています。
「今年の目標はチーム力を上げること」と語るのは、代表の武藤さん。「新入生が参加してくれて、チームの人数が大きく増えたのはうれしい限りです。名前の通り、チーム全員が『一つ』になることを目指して、お互いをサポートしながら、一緒に成長していきたい。代表を務める以上、みんなに背中を追ってもらえる存在になれるよう努力し続けていきます」とチームを率いるリーダーとしての決意を語ります。
（初出：広報誌『法政』2022年6・7月号）
※今回はオンラインで取材しています
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上段左から、武藤恵実さん（キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年／代表）、花村佳緒さん（人間環境学部人間環境学科3年）、下段、岡田愛佳さん（人間環境学部人間環境学科3年）
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練習の成果を披露する自主公演「ONE LIVE」を例年9月に開催。写真は2021年に開催した「ONELIVE 2021」での一枚
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2021年12月に開催されたダンスプロジェクト「α」主催のコンテストに参加した際のステージ。おそろいの衣装で、一糸乱れぬ息の合ったダンスを披露した
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姉妹サークルが集って新体制をお披露目する合同練習会を例年3月に開催。2022年度の新しいチームも笑顔あふれるアットホームな雰囲気