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サステナブル社会が求める企業評価モデルの構築 ~日経ストックリーグへの挑戦~ |
サステナブル社会の実現に向けて価値観の変換が迫られる昨今、資本市場における企業評価は依然として収益至上主義から脱却できていない。この活動は企業評価のリコンストラクションを通じて、未来社会における社会経済システムのあり方を提言する活動である。国連が提唱する責任投資原則の考え方に沿って、非財務情報(環境、社会、ガバナンス)と財務情報を統合した評価軸を策定し国内上場の再評価を行う。その成果をレポートにまとめ、日経新聞が主催する日経STOCKリーグへ応募し社会的な評価を仰ぐ。
2013年4~5月 | ・基礎知識の習得とケーススタディを通じた企業分析のトレーニング |
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・2~3年生を中心に5チーム程度を編成(5名/1チーム) | |
2013年6~7月 | ・企業を取り巻く国内外の社会経済環境の分析 |
・日経STOCKリーグへのエントリー | |
・テーマの確定と評価軸の検討 | |
2013年8~9月 | ・夏季合宿を実施しチーム毎にテーマ、評価軸、分析手法等を発表 |
・基礎データの収集(アンケート調査、文献調査等)とデータ解析 | |
・投資候補企業群(100社程度)の抽出 | |
・学内懸賞論文への投稿(前年度の研究テーマを発展させたもの) | |
2013年10~11月 | ・投資候補企業に対するヒアリング調査 |
・投資企業20社の選定、バーチャルトレードの開始 | |
2013年12月 | ・(冬季合宿)提出レポートの完成(8000字以内、図表別) |
2014年1月 | ・日経新聞社へレポート提出、論文集の作成 |
2014年2~3月 | ・入選チーム発表、表彰式 |
問題意識、テーマ選定の背景、企業評価のプロセス、フィールド調査の結果をまとめたレポート (8000字、図表別)を作成し、日経新聞社へ提出。レポートは論集として公開予定。
2013年度は応募9チームのうち4チームが大学部門で入賞(慶大とならぶ最多チーム入賞)。
入賞率は4.09%(25/610チーム)で、本学は昨年の初出場初入賞に続く連続入賞を果たした。
日経新聞社が指定する期限(2014年1月10日)迄に活動内容をまとめた論文・レポートを作成。入賞チームは日経新聞社から表彰状が授与され、入賞チーム名、大学名が公開される。
日経STOCKリーグに対する企業認知度は60%以上と言われており、調査対象企業の学部授業への招聘、学生の採用(今年度は3名)などの企業と本学の交流が活発化している。