2020年度

7月

2020年度

7月31日(金)

WEBでHOSEI2030運営会議を開催した。
8月も学内、学外の会議は続きますが、後援会父母懇談会の周年行事をはじめとする夏休み中の催し物が中止になっていることもあり、総長日誌はいったんお休みし、9月1日に再開いたします。

7月29日(水)

WEBで常務理事会、危機対策本部会議、さらに常務理事会懇談会を2種、開催した。

7月 28日 (火)

WEBで研究所長会議・研究総合本部会議を開催した。
その後、「新型コロナウイルス緊急対策奨学基金」へ高額の寄付をしてくださった株式会社プロシップ会長の鈴木勝喜様に、お礼を申し上げ、感謝状をお渡しするために、プロシップに伺った。
さらにその後、「全日本仏教会」の戸松理事長がおいで下さって、8月25日(火)14時よりWEB配信で開催するシンポジウム「現代社会における仏教の平等性とは~女性の視点から考える~」の打ち合わせをおこなった。「全日本仏教会」は「世界仏教徒連盟」に属す宗派を超えた団体で、SDGs具現化の運動を展開している。死刑問題、人権問題、LGBTQなど、平等という観点から盛んな議論を展開しているようだ。現在の会長は、本学出身の、浄土真宗本願寺派門主、大谷光淳さんだ。シンポジウムはどなたでもご覧になれる。8月25日は「全日本仏教会」にアクセスして、ライブでどうぞ。
さらにその後、今まで書いてきた論考やエッセイの書籍化を進めてくださっている青土社の担当編集者と刊行に関する打ち合わせをおこなった。

7月 26日 (日)

TBSテレビ「サンデーモーニング」に出演した。今回の「風をよむ」は、ハンセン氏病のライ菌が、低体温のアルマジロを培地(菌の培養環境を提供するもの)に使ったことで研究が可能になり解決に向かった、という話題であった。これは基礎研究の重要性ととともに、研究成果が世界に開放され、国境に関係なく協力すべきであることを示唆している。さらに言えば、自然科学、人文社会科学の分野を超えた協力が必要、というメッセージにほかならない。

7月 23日 (木)

WEBでHOSEIミュージアム運営委員会、学部長会議を開催した。

7月22日(水)

WEBで常務理事会、常務理事会懇談会、予算編成委員会、危機対策本部会議を開催した。

7月21日(火)

本学には「課外教養プログラム(KYOPRO)」というものがある。正課の授業では補いきれない多様な学生の要望に応えるために、教職員と学生が協働して企画、運営しているプログラムだ。学生スタッフ自身が企画立案、講師連絡、運営をおこない、その過程で社会人としての基礎力を培うこともできる。3キャンパスすべてで活動し、キャンパスを越えたピアネットもある。11月17日に、そのKYOPROのための講演を開催することになり、打ち合わせをおこなった。

その後、WEBで日本私立大学連盟の理事会と常務理事会が開催された。文科省からさまざまな説明があった。

7月18日(土)

開高健ノンフィクション賞審査会が開催された。初めてオンラインでの開催だったが、言うべきことをはっきり言う議論はいつものとおり。もしくは、いつもより明確な語りかたになっているような気がする。とは言っても激しい対立はなく、最終的には、最初から最高得点だった作品が選ばれた。

7月17日(金)

午前中、WEBで学校長会議を開催した。
午後、銀座でHOSEI ONLINE総長対談をおこなった。銀座で「森岡書店」を経営する森岡督行(もりおか・よしゆき)さんとの対談であった。森岡さんは法学部の卒業生で、杉田敦教授の教えを受けた。卒業後、最初は神田神保町の古書店、一誠堂書店に就職なさった。一誠堂は明治時代にできた老舗古書店である。私もずいぶん利用した。一誠堂から独立して茅場町の古いビルに「森岡書店」を開いた。建築物や景観に強い関心と深いセンスのあるかたで、独立したのは、そのビルにほれ込んだからだという。現在の銀座の森岡書店もやはり1929年にできたビルで、ここはかつて写真家・名取洋之助が「日本工房」を組織していたビルだ。ここで森岡さんは「一冊の本を売る本屋」を営んでおられる。お邪魔したときは多木浩二の建築写真集を置いていて、そこには、1928年に作られた北軽井沢の法政大学村にあった谷川徹三元総長の別荘の、今日の姿(今は谷川ハウスと言う)が写っていた。
また、森岡書店のサイトからは資生堂の『花椿』連載中の森岡さんのエッセイが読めるが、これがまた素敵なのだ。1933年の銀座にタイムスリップしたようなエッセイである。そこで使われている伊藤昊(こう)という写真家の写真は初めて見たが、これも素晴らしい。森岡さんは、1960年代の銀座を写した伊藤昊の写真集『GINZA TOKYO 1964』を版元として出版なさった。森岡書店は本屋でありミュージアムであり、森岡さんは本屋でエッセイストで編集者で版元である。高度な感性といくつものアバターをもつ、まるで江戸人のようなかたであった。
その後大学に戻り、学内者に向けて発信するビデオ撮影をおこなった。

7月16日(木)

WEBでミュージアム所員拡大会議を開催。その後、キャンパス再構築特設部会にオブザーバーとして参加。さらにその後、全学広報戦略会議を開催した。

7月15日(水)

東京都の感染者数が増え続けている。今回もWEBで常務理事会、危機対策本部会議を開催した。

7月14日(火)

外部企業の取締役会が開催された。
その後、中止になった全国の後援会父母懇談会の会員の皆さんへ、総長からのご挨拶とメッセージをぜひ届けたいと思い、動画を収録した。職員たちも、例年おこなっている講演を動画にし、さらにオンラインによる相談窓口も、会員限定で日時を決めて開くことになった。

7月13日(月)

午前、午後にかけて長時間、WEBで文部科学省の大学設置審議会大学設置分科会が開催された。さらにその後、WEBで本学の男女共同参画推進タスクフォースの会議を開催した。

7月09日(木)

延期されていた日本学術会議総会が、WEBで開催された。外部評価委員の座長として参加した。
WEBでグローバル戦略本部会議、学部長会議、学部長懇談会を開催した。これらの会議中に、東京都における新規感染者数が224人となった速報が入る。

7月08日(水)

常務理事会、理事会を開催した。その後、理事会懇談会を2つのテーマでそれぞれ開催した。

7月07日(火)

WEBで危機対策本部会議を開催した。
その後、『週刊ダイヤモンド』のインタビューを受けた。大学の新型コロナ禍への対応を、時間を追って説明し、今までおこなってきた学生への支援、そして今後の授業のありかたなどについて本学の考え方をお話しした。

7月06日(月)

東京都の新型コロナウイルス感染者数の増加により、この日から本学では全授業をオンラインとする段階に戻した。

7月03日(金)

HOSEI ONLINEでの総長対談をおこなった。今回は経営大学院イノベーション・マネジメント研究科の教授、高田朝子先生との対談だった。高田先生は新型コロナ下の企業や政府について、PRESIDENT Onlineで『新型コロナで社員に「有休」をとらせる日本企業のおかしさ』『「とりあえず通勤してくれ」コロナ時代には通用しないダメ上司3タイプ』『安倍首相は他国の女性リーダーと比べてなぜこんなにも頼りないのか』などという辛辣なエッセイをお書きになっていらして、それがとても面白い。しかし同時に『女性マネージャー育成講座』(生産性出版)『女性マネージャーの働き方改革2.0 「成長」と「育成」のための処方箋』(生産性出版)等々のご著書があり、女性の働き方と昇進についての考察を長いあいだしていらした。「コロナ後の企業と働き方」「女性の働き方」「女性役員はなぜ増えないのか」など、伺いたいことが山ほどあり、たくさんのお話を聞くことができた。企業の視点からの大学のありかたにも話が及ぶ。知識はオンライン・オンデマンドでも得ることができるが、「やはり多様な人と会うことはとても大事。なぜなら、人と会うことによってアウトプット、つまり自分の言葉が生まれるから」「女性も男性も修羅場をくぐることで力がつく」という話には納得。これからの大学は変わっていくだろうが、今まであった「異質な人たちが出会う場所」であり続けることと、「今までとは違う体験ができる場所」であることをどう維持していくか。大事なことだ、と改めて思った。

その後、危機対策本部会議を急遽招集。東京都の感染者が100人を超えたことを受けて、6日からの対面授業を一度、中断しなければならない。会議中に、本日も124人の感染者が出たという速報が入る。20代、30代の若者が多いという。大学に来るとそのあとも友人たちと一緒にいたくなるだろうが、ひとりひとりの安全のために、下校後はすぐに帰宅してほしい。

その後、「新型コロナウイルス感染症禍に伴う緊急支援奨学金」に対し、高額の寄付をして下さった生島ヒロシさんをお迎えして、感謝状をお渡しした。弟さんの生島隆さんとともに生島企画室 という会社をお持ちだ。以前、本学卒業生である隆さんを介して、卒業生、ミサコ・ロックスさんとも知り合った。ヒロシさんは法政大学を中退してアメリカに行き、カリフォルニア州立大学を卒業してTBSのアナウンサーになった。その後フリーになるのだが、その経緯を書いた『どん底に落ちてもはい上がる37のストーリー』(ゴマブックス)というとても興味深い題名の本を下さった。拝読したところ、本当に大変な、しかしこよなく充実した山あり谷ありの日々を送ってこられたようだ。学生のことを思ってくださって、ほんとうにありがとうございます。

さらにその後、大学基準協会の常務理事として担当している「広報委員会」をWEBで開催した。大学基準協会は国公私立の多くの大学が作っている協会で、大学の評価事業やそのための研究をおこなっている。広報委員会は『じゅあJUAA』という広報誌の企画や、HPの方針の決定などをおこなう。やはり委員たちが気になっているのは、コロナを体験したのちのこれからの大学評価のありかたで、これを協会が設置する大学評価研究所で研究するとともに、広報誌でも発信することにした。

7月01日(水)

常務理事会、役員ミーティングを開催した。その後、2つのテーマでそれぞれの常務理事会懇談会を開催し、さらにその後、危機対策本部会議を開催した。東京の感染者が50人を超える日が続き、今日は67人となった。対面授業を継続できるかどうか、注視していかなくてはならない。