2020年度

4月

2020年度

4月30日(木)

常務理事会、常務理事会懇談会、危機対策本部会議、全学質保証会議を、すべて執務室において、WEBで開催した。

4月26日(日)

WEBでサンデーモーニングに出演した。自宅仕事場からIPADを使っての出演だった。新型コロナは皆が当事者であり、評論家的に発言することができない。それぞれの立場から話すしかない日々である。

「風をよむ」では、感染拡大を回避するために個人のデータが集積されていくコロナ社会は、やがて追跡能力をもった強権国家を生む可能性がある、というテーマであった。姜尚中さんが「強い国家」に対抗するには個々が連帯した「強い社会」が必要だという話をなさった。私は同感しつつ、その強い社会は、強い個人によって作られる、という話をした。十分に話せなかったことをここに書くと、強い個人とは、事実と、正確なデータと、そして広範な知識を獲得する努力を惜しまない個人のことである。さらに、自分の個人データがどこにどう置かれ、どのように使われてようとしているかを認識している個人である。生きるために、多様で強靭な知性が必要になる。大学は、今以上に、それが得られる場所にならねばならない。

4月25日(土)

翌日のTBS「サンデーモーニング」WEB出演のために、出演者3人のリハーサルがオンライン上でおこなわれた。

編集工学研究所が主催する企業人たちの学校「ハイパーコーポレートユニバーシティ」の最終回にWEBで参加した。この学校は、企業人が茶の湯や弓道、その他様々な伝統芸能やスポーツなどを、「仕事の現場」として体験し話を聞くという、実践と議論の学校である。最終回は振り返りを兼ねて様々な分野の方々の話を聞くことができた。医療、介護、伝統芸能などが今直面している窮状と、コロナ後の世界を新しく創造していこうという話にあふれていた。それらをつなげて語る松岡正剛氏の講義によって、自分の経験している範囲の外に出て全体を眺望する時間となった。

4月24日(金)

学生支援について決定した事柄と検討中の事柄を、HP上で公開した。

4月23日(木)

職員の部課長会に出席し、挨拶した。例年は一堂に会するが、今年は会場を各キャンパスとし、市ヶ谷キャンパスはさらに分散して、遠隔でおこなった。私からは、全学の授業オンライン化で学生、教職員ともたいへんな思いをしているが、ここで作り上げた新しい方法や体制は次の教育方法につながっていくのであるから、ぜひそのことを部下たちに伝え、乗り切って欲しい、と伝えた。

その後、WEBで学部長会議を開催した。

4月22日(水)

常務理事会、危機対策本部会議をWEBで開催した。

4月21日(火)

日本私立大学連盟の2020年度第一回目の常務理事会と理事会が開催される日であったが、中止となった。

4月20日(月)

HOSEI2030運営会議を開催する日であったが、延期となった。

4月17日(金)

WEB会議方式で、学校長会議を開催した。
電話会議方式で、外部企業の役員会があった。
教職員からの報告、意見交換は終日、メールでおこなった。

4月16日(木)

本日は日本学術会議総会において、外部評価有識者の座長として2019年度の評価を発表する日だったが、3日間にわたって開催される予定だった総会が7月に延期となった。

4月15日(水)

各自の執務室におけるWEB会議方式によって、常務理事会をおこなった。その後の理事会は、理事たちとは資料送付と返信による意見交換の方法をとり、監事たちとは、各人の間隔をあけ、換気をし、マスクをして開催した。例年は次長・部長への辞令伝達式をおこない、各人に今後の部局運営をお願いするのだが中止とし、改めて別の機会におめにかかることにした。危機対策本部会議を、会場を3か所に分けて各人の間隔をあけ、換気をし、マスクをして開催した。

4月13日(月)

「春学期の授業方法について(その2)」を大学HPにアップした。同時に、「総長から皆さんへ 第1信」もHP上にアップした。新入生、在学生がこの状況下でどうしているか、とても気になる。教職員は毎日、オンライン授業への転換のために必死だ。皆さんと対話をすることはかなわないが、せめて話しかけたいのである。

総長から皆さんへ 第1信

4月12日(日)

春学期の授業方法について、学内にさらなる情報を通知するために、WEBによって危機対策本部会議を開催した。

4月10日(金)

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を受けた東京都の休業要請対象が、正式に発表された。1000㎡を超える大学である本学は、要請の対象となった。すでに学生は入構禁止としている。

かつても、授業をできないことはあったが、1か月以上キャンパスに入れないのは、とりわけ新入生にとって不安のつのる経験である。たとえネット上であっても、対話は可能な限り早く始めなければならない。

4月09日(木)

2020年度第一回目の研究科長会議を開催した。その後、2020年度第一回目の学部長会議を開催した。いずれもMicrosoft Teamsを使ってのオンライン会議で実施した。学習支援システムを使った授業準備が始まっている。その方法をめぐって多くの質問が寄せられた。春学期はすべてオンライン授業になる可能性が高い。システム上の増強をおこなうが、リスク対応も必須だ。教員たちにとっても初めての経験である。懸命な試行錯誤をしてくださっていることに、感謝している。

4月08日(水)

常務理事会、常務理事会懇談会、危機対策本部会議を開催した。これらは緊急の対面会議だが、いつもより広い会場で、距離を置いて、換気に十分注意して開催した。「緊急事態宣言」発出にともなう本学の対応について、HP上での通知内容を精査した。

4月07日(火)

翌日0時からの「緊急事態宣言」が発出された。東京都の休業指定対象の発表は10日に延期された。「緊急事態宣言」発出にともなう本学の対応について、HP上での通知内容を作成した。

4月06日(月)

東京メトロポリタンテレビの取材があった。小池百合子東京都知事との対談番組に加えるための映像収録である。
専任新入職員配属前研修における講演をおこなった。その冒頭にも東京メトロポリタンテレビのクルーが入った。専任新入職員には今年は辞令の交付ができなかったが、直接、私の考えをお伝えできる機会をもつことができた。
 

4月03日(金)

本来、今日は入学式の日である。新入生の皆さんに会えなくて本当に残念だ。入学式の場で話す予定であったメッセージをHP上にアップした。ぜひご一読いただきたい。

4月02日(木)

新任教員研修会をおこなった。例年では夕方から全学部長と常務理事たちをまじえた懇親パーティを開催し、新任教員を歓迎するのだが、それを実施できなくなったのは残念だった。
朝日新聞「おやじのせなか」の取材があった。日経新聞「それでもおやこ」の取材を受けたことがある。同内容のコーナーのようだ。
その後、新型コロナ対応HP更新のための臨時の打合せをおこなった。

4月01日(水)

例年であれば新任専任職員就任式を実施し、お一人ずつ辞令をお渡しする日なのだが、総長、常務理事、本部長、事務部長、新任職員が一堂に介して挨拶し辞令を読み上げてお渡しすることが危険をともなうという判断があり、縮小して人事部長による辞令交付となった。
常務理事会、常務理事会懇談会をおこなった。その前後で、Microsoft Teamsを使ったネット上の会議を試行。常務理事会、理事会は決定しなければならない重要事項を協議する場である。そこで開催し続けているし今後もそうする。しかし対面で開催できなくなった場合、それでも協議できるようにしたのである。その後、危機対策本部会議を開催した。付属校新任教諭就任式は中止とした。
本日から予定されていた新入生への書類配布や学生証、ID配布を中止し、郵便でお知らせすることにした。また全学年のガイダンスを、学生がキャンパスに来校せず行う方法に変更した。