2020年度

12月

2020年度

12月25日(金)

ブランディング効果検証懇談会を開催した。2014年から力を入れてきた、大学憲章を含む本学の「ブランディング」は、職員の「ブランディング推進チーム」が素晴らしい仕事を継続している。しかし同時に、その効果については数値的な把握が難しく、今年度はその効果検証の年と位置付けられている。自己満足に終わらずに検証を続けていくための課題について、話し合った。

わかってきたのは、在学生、受験生、そして社会に対する展開(アウター・ブランディング)が次の課題であることだ。この憲章は単に頭で理解する対象なのではなく、「自分にとって自由を生き抜くとは、どういう生き方か?」「自分にとっての実践知は何か?」と、それぞれが自分の在り方を考える「場」であり思考の「方法」なのだが、まだそのようなこととして理解はされていない。
これからは「場」「思考方法」としての大学憲章を外部に広めていくだけでなく、大学の教育の内実と研究の実際を、もっと戦略的に情報発信する必要がある。

12月24日(木)

キャンパス再構築特設部会を開催した。

12月23日(水)

常務理事会、自己点検懇談会(大学院)、常務理事会懇談会、危機対策本部会議を開催した。

12月22日(火)

男女共同参画タクスフォースの会議をおこなった。その後、名城大学の「国際日本学入門」の講義をおこなった。名古屋の名城大学に国際日本学科目を作ることになり、本学の社会学部兼任講師で、国際日本学研究所で執務をしてくださっていた鈴村裕輔氏が准教授として就任なさったのだ。外国人学生への日本語講義だったが、多くの図版を使って、理解を深めていただいた。
その後の監査室打ち合わせののち、校友会がオンラインで開催する「新年を祝う会」のための、ご挨拶の動画を撮影した。

12月21日(月)

NHKBSプレミアム「英雄たちの選択 伊能忠敬」に出演した。放送予定日は2021年1月13日(水)20時00分~20時59分。再放送は 1月20日(水) 8時00分~8時59分である。この番組は磯田道史さん(歴史学者・国際日本文化研究センター准教授)が司会をしておられる。江戸時代をリアルにスリリングに書くことのできる歴史学者で、その著書は映画化もされている。熱い好奇心の持ち主で、江戸時代の歴史が好きでたまらないかただ。お目にかかるのをたのしみにしていたが、京都からのオンライン司会だった。それでも話は面白かった。ちなみに私への出演依頼は、佐原に調査に行ったディレクターが、私が2019年3月に、江戸東京研究センターの催し物で佐原に行き、講演したことを知ったからであった。そのときのリレー講演者のおひとり、酒井右二さんが、ビデオに登場なさっていた。今回の伊能忠敬は測量の話が中心なのではない。田沼意次から河岸組合の結成と運上金の支払いを迫られた佐原で、名主として過去の記録とデータをまとめて示し、営業の自由を守り抜いたことなど、自治を貫いたことが取り上げられている。地域を洪水から守るための川の測量や、データの重要性を骨身にしみていたことが、後の測量につながった。自治能力のもつ可能性について考えさせられた。

12月19日(土)

今年で4回目となる「自由を生き抜く実践知大賞」表彰式をおこなった。この表彰式は、学生、教員、職員から募集し、そのなかから大学憲章「自由を生き抜く実践知」にふさわしい実践に取り組んだ個人、グループを顕彰する表彰式である。毎年テーマを設ける。今年は「コロナ禍を生き抜く実践知」を募集した結果、例年を大きく上回る42件もの応募を頂戴した。そのなかから10件をノミネートし、さらにそこから大賞のほか、大学憲章からとった言葉を付した4つの賞を授与した。

今年の表彰式はノミネートされた皆様のみをご招待し、発表と表彰の様子をライブ配信した。本学教職員・学生はもちろん、全国や海外の卒業生など、広くオンライン視聴で参加いただける機会となった。また、今回は新たな取り組みとして、ノミネート団体に、取組の紹介プレゼンテーションをおこなっていただいた。それを視聴・参加されている皆様からオンライン投票していただき、「よき師よき友が選ぶ実践知賞」を表彰した。

結果はホームページ上でご覧いただける。コロナ禍で困難に向き合っている教職員、学生が、それでも交流を絶やさないよう真剣に新たな方法を模索、開発した経験は、今後の大きな飛躍につながるだろう。どんな変化がやってくるかわからない。それでもより良き社会に向かって、自由を生き抜く実践を絶やさない大学であり続けたい

12月18日(金)

学校長会議を開催した。その後、東京都の「女性も男性も輝くTOKYO会議」に出席した。私からは、女性の非正規雇用者の解雇問題をお話しした。女性役員30%達成とともに、女性の非正規雇用の多さを解決しなければならない。日本の女性の給与水準は男性を100とした場合その74.3%で、これは働く女性に占める非正規雇用の割合が56%に及ぶからだ。男性は22.8%であることを考えると、きわめて不平等だ。
この日、大学教員理事選挙立候補の受付が締め切りとなり、5名の立候補が確認された。指名理事以外の教員理事は定員ちょうどであったために無投票当選となり、確定した。

12月17日(木)

学部長会議を開催した。

12月16日(水)

常務理事会、常務理事会懇談会、危機対策本部会議を開催した。その後、日本工業倶楽部会館に入り、寺島実郎氏の寺島文庫が主催するリレー塾の講演「江戸から見ると」をおこなった。

12月13日(日)

「国連ウィメン日本協会北九州」という組織で、オンラインにて「コロナの先の未来のために・教育と女性のエンパワーメント」という講演をおこなった。「女性」「教育」「アフターコロナ」という3つのお題をすべて入れて60分で話す、という難題である。「自由を生き抜く実践知」を核に、自由に生きるとはどういうことかを土台にしてお話しした。

12月11日(金)

正月に放送されるNHK「ラジオ深夜便」の収録をおこなった。以前、定期的に生放送で出ていたが、総長になってから出られなくなっていた。生ではなく収録だったが、大学の取り組みを十分に話せたと思う。
その後、朝日新聞の広告の取材で、次期総長予定者となった廣瀬克哉常務理事兼副学長と対談した。廣瀬理事はこの7年間、統括理事というもっとも責任の重い立場だった。コロナのもとで授業を正常に履修、運営できてきたのは,

廣瀬理事の存在に負うところが大きい。皆さんにもわかっていただいているようで、総長選挙の信任投票は90%以上を獲得なさった。

12月10日(木)

今回のHOSEI ONLINEには、松岡正剛氏に来ていただいた。30年以上、一緒に仕事をしてきたかただ。法政大学とは、江戸東京研究センターのシンポジウムに出演していただいたことが最初のご縁で、それをもとに作られた対談本『江戸問答』が来年1月に刊行される。また今年は、11月22日に朝日教育会議のフォーラムに出ていただいた。今回は、20年前から実施している「ISIS編集学校」について伺った。これはインターネット上で少人数教育をおこなう学校で、読書と執筆に集中する学びのシステムである。私塾でありながら大きな効果を上げている。また、朝日教育会議でも話題に出た「角川武蔵野ミュージアム」の「本の森」の実験、「読むとは何か」という根本的な問いなど、朝日教育会議で伺えなかったことを、今回はいろいろ伺うことができた。

その後、SGU中間評価のための面接が、オンライン上でおこなわれた。グローバル教育センターが、準備を万全にしてくださって、問題なく終了した。終了後の職員のつぶやきが面白かった。「僕の料理と同じ。2時間かけて作って5分で食べ終わる」。でもそれでよい。十分な準備をすることが、10分で終わった今回の面談だけでなく、今後の能動的な取り組みにつながるのである。さらにその後、危機対策本部会議を開催した。こちらは準備ではなく、最新の情報交換が大切で、それを見ながら次の一週間を判断するのである。

12月 9日 (水)

常務理事会、常務理事会懇談会、理事会、評議員会を開催した。

12月 8日 (火)

SGU中間評価事前打合せをおこなった。日本私立大学連盟の企画会議、日本私立大学連盟の常務理事会が開催された。その後、任期が終了する体育会野球部の青木久典監督と銚子利夫副監督と面談した。その後、NHK「ラジオ深夜便」の事前打ち合わせをおこなった。

12月 7日(月)

外部企業の懇談会が開催された。

12月 4日 (金)

自己点検懇談会(事務部門)が開催された。
今年度で私は総長の任期満了となる。そこで総長候補者の立候補を募り、郵便投票で総長候補者選挙を実施した。この日、開票結果が報告された。立候補してくださった常務理事・副学長の廣瀨克哉法学部教授が信任投票によって選出された。さっそく、ホームページ上でお知らせした。​​​​​​​​​​​​​​

12月 3日 (木)

ミュージアム運営委員会、HOSEI2030推進本部会議、拡大キャンパス再構築特設部会、学部長会議、学部長懇談会をおこなった。

12月 2日 (水)

常務理事会、危機対策本部会議を開催し、その後広報関係の打ち合わせをおこなった。

12月 1日 (火)

本学のHOSEIミュージアムが、日本空間デザイン賞と、日本サインデザイン賞を受賞したことを、ホームページで広報した。乃村工藝社さんは今までも多くの賞を獲得しており、今回も力を入れてくださったのだ。ごく狭い空間だが、優れたデザインをしてくださったことに感謝します。