2014年度

11月

2014年度

11月28日(金)

市ケ谷キャンパスの各部署訪問の一日でした。事務部門の訪問では、ほんとうに多くのことを学びます。これからも実施したいと思います。

11月27日(木)

私立大学連盟主催の「私立大学振興大会」に、連盟会長の清家篤慶應義塾長の推挙で出演しました。私大連は、文科省に対してはっきりものを言うための組織です。ガバナンス改革についても、入試改革についても、国に私大の存在意義を示し、私大が優れた教育機関になるような方向に、意見を言い続けています。なかでも最も重要なのは、日本のGDP比の教育支出がOECD諸国の中で最下位であり、特に高等教育の支出の割合が低いことに立脚して、政府に要求を出し続けています。寄付によって奨学金を増やすことができるよう、寄付をしやすくする税制改革も提案しています。

11月22日(土)

福井市で、「法政大学卒業生全国の集い」が開催されました。年に1回、全国のどこかで必ず開催される催し物です。福井の名所も訪れることができました。お互いに地域のことを知ることも、これから大切なことです。福井県は「日本一幸福な県」に選ばれています。会には県の代表的な経営者が集まっていて、法政大学に一目置いて下さっている県知事も、ずっといて下さいました。

11月21日(金)

法政財界人倶楽部の懇親会で挨拶しました。この日、会議では新しい会長にセブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏代表取締役社長兼COOが選出されたそうです。全国にたくさんの、法政大学出身の経営者がいます。横のつながりが大切です。

11月16日(日)

法政大学第二中学高等学校の体育館で、校友会主催の「江戸文化と落語」が開催されました。公開講演会でしたので、一般のお客さまも大勢おいでになり、600人を超えました。
私は自著である落語論『江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?』の中から、他人のためにお金を使う江戸時代人の発想を紹介しました。そのあと、二高、法大法学部出身の落語家さん(初の大学出の落語家)である、金原亭伯楽さんの『芝浜』を、ちょっと大晦日には早いですが楽しみました。そして、対談をしました。こういう楽しい公演会をもっと開きたいですね。法政大学の新しい発信方法を、またひとつ学びました。

11月15日(土)

私は私立大学連盟の常務理事を務めています。この日はこの連盟の「私大フォーラム」で講演しました。テーマは「リーダーシップ教育の必要性」です。もっとも大事なことは、リーダーシップ教育はリーダーのポストを獲得するためにあるのではなく、ひとりひとりが自分で情報収集し、考え、決断する能力を育てるためにある、ということです。そしてまた、今必要とされているリーダーシップとは、トップダウンのためのものではなく、様々な組織のあらゆるところで発揮する、コーディネイター能力と交渉力をそなえたリーダーシップなのです。そのことを、江戸時代の3人リーダー制の話をまじえて講演しました。
夜は、法政大学体育会法友会の50周年記念大会でした。体育会は、多くの卒業生に支えられてきたことを実感しました。

11月14日(金)

宇都宮で、「これからの社会と大学」というテーマで下野新聞主催の講演をおこないました。
夜は、2003年から10年以上審査員を続けている、開高健ノンフィクション賞の授賞式でした。今年は、東京新聞の「こちら特報部」のデスクをしている田原牧(たわら・まき)さんの『ジャスミンの残り香─「アラブの春」が変えたもの』です。ジャスミン革命をテーマにしたもので、日本の社会運動にも言及しています。田原さんの受賞は、「女性の受賞」にいくらかこだわっていた私の視野を変えました。LGBTの4つを加えると、人間社会には合計6つのジェンダーがあることを改めて実感したからです。東京新聞は、ダイバーシティも大事にする新聞社でした。

11月12日(水)

1日から、グローバル戦略本部、グローバル教育センターが発足し、「スーパーグローバル大学創成支援」が本格的に稼働し始めました。この日に理事会で予算執行が承認されたことを受けて、各キャンパスと付属校に中継映像を結び、大学全体に「スーパーグローバル大学創成支援」キックオフの会を開催しました。

11月9日(日)

福島県校友会の設立総会でした。一般公開もして下さったので、大学外のかたとも交流ができました。

11月8日(土)

東京大学で、「上廣歴史文化フォーラム」の講演と対談をおこないました。「女性の生き方――江戸から明治へ」というテーマで、後にNHKでラジオ放送されました。

11月7日(金)

今回のHOSEI ONLINE対談のお相手は、法政大学出身で社会学部教授の金原瑞人先生でした。マララさんがノーベル賞を取りましたが、昨年、『わたしはマララ』を翻訳し、今年1月に刊行したのが、金原先生です。教育を受けられないからこそ、その価値を心底わかっている人々の言葉を、私たちは今こそ聞くべきですね。とりわけ、世界的に教育差別を受けるのが女性たちです。女性たちが教育を受けることで、この世界は変わっていきます。
また、この日は地域をテーマに、共同通信で、地方新聞の方々に講演をおこないました。私は共同通信で「現論」という連載をもっており、全国の地方紙に配信されています。

11月5日(水)

10月の後半から11月のこの時期にかけては、来年度の予算編成のための会議がぎっしりでした。眠い目をこすりながら、夜の10時半にNHKに入り、「ラジオ深夜便」のトークをおこないました。

11月1日(土)

小金井キャンパス50周年記念の日です。小金井にある3学部に、デザイン工学部をまじえ、理系4学部の学部長や先生方のお話しは、たいへん興味深いものでした。お話しの内容は公開されますので、ぜひ法政大学の理系の歴史に関心を持って下さい。