大学憲章、理念・目的、ビジョン、長期ビジョン(HOSEI2030)、中期経営計画

理念・目的

大学憲章、理念・目的、ビジョン、長期ビジョン(HOSEI2030)、中期経営計画

大学の理念

本学は、1880年、自由民権運動が高揚するなかにあって、権利の意識に目覚め法律の知識を求める多くの人びとのために、私立の法律学校(東京法学社)として設立された。それ以来、人びとの権利を重んじ多様性を認め合う「自由な学風」と、なにものにもとらわれることなく公正な社会の実現を目指す「進取の気象」を育んできた。

1950年代に発展期を迎えた本学の総長を務めた大内兵衛は、「われらの願い」として、「わが国の独立を負担するに足る独立自由な人格の形成」、「学問を通じた世界のヒューマニティの昂揚に役立つ精神の振作」、「日本人の社会生活の向上発展に寄与する人材の育成」の3つを目標として掲げた。

今日、本学は、建学以来培ってきた「自由と進歩」の精神を「自由を生き抜く実践知」と表現して、これを法政大学憲章に定めている。ここでいう「実践知」とは、実学とは区別され、「共通の善」といわれる社会的な価値の実現を目指すもので、あらゆる意味で人びとが生きやすい社会をつくるために、それぞれの現場で、必要な知識や情報を集めて適切に判断を下し、実践に移していくことのできる知性を指している。

大学の目的

本学の目的は、以下のとおりである。

  1. 「自由と進歩」の精神と公正な判断力をもって、主体的、自立的かつ創造的に、新しい時代を構築する市民を育てる。
  2. 学問の自由に基づき、真理の探究と「進取の気象」によって、学術の発展に寄与する。
  3. 多様化する地球規模の課題を解決し、「持続可能な地球社会の構築」に貢献する。