大学の教育目標

大学院 各研究科

大学の教育目標

人文科学研究科

人文科学研究科は、少人数の演習における指導、学位論文執筆に際してのマンツーマンの指導を通じて、以下のような人材を育成する。各専攻の詳細については、各々の専攻の記述を参照。

  1. 他人の言葉を論理的・批判的に理解しつつ、自己を論理的かつ説得力ある言葉で表現できる高度なコミュニケーション能力を有する人材。
  2. 論理的言語能力と連動して獲得される論理的思考力を有し、その論理的思考力をもってさまざまな学問的・社会的課題を発見し解決するための「実践知」を有する人材。
  3. 外国語によるコミュニケーション能力と自他の精神的文化的活動の伝統に関する豊かな教養と謙虚な敬意を身につけた、グローバル化が進展する国際社会において活躍することのできる人材。
  4. 各専門分野における高度な専門的知識を深化させるとともに、それをさまざまな他の専門分野の知識と連結し展開させることのできる学際的な能力を有する人材。

哲学専攻

哲学専攻では以下のような人材を育成する。

  1. 哲学の専門的知識を修得して、主体的に哲学の研究を遂行し独自の成果をあげることのできる人材。
  2. 専門的知識に基づき大学・高等学校・中学校の教育職に従事できる人材、教育事業・出版事業を促進できる人材。
  3. 広く社会のニーズに応じて哲学の専門的知識を社会生活の様々な分野において提供できる人材。
  4. (修士課程)修了に必要な授業を履修し、修士論文を執筆することにより、専門性の高い知識と幅広い教養を身につけ、哲学の専門性を活かして人間と社会の根源的な問題に意識を差し向けて、教育の現場や企業、国際社会で活躍できる人材。
  5. (博士後期課程)修了に必要な授業を履修し、博士論文を執筆することにより、専門性の高い知識、幅広い教養、高い人間性をそなえ、研究者としてのモラルを身につけ、哲学の専門性を活かした論理的思考能力、原因追及能力、方針・施策提言能力によって研究・教育の場や企業、国際社会で活躍できる人材。

日本文学専攻

日本文学専攻では以下のような人材を育成する。

  1. 古代から現代までの文学および日本言語学に関する高度で専門的な知識を有し、専門領域において主体的・自立的に研究を行い、研究成果を学会発表あるいは学術論文として学内外に発信する能力を有する人材。また文芸創作プログラムにおいては、感性を磨き、想像力と表現力を駆使して完結した世界としての文芸作品を創作し、学内外に発信する能力を有する人材。
  2. 中・高等教育機関において、専門的知識に関連する教育に従事する能力を有する人材。
  3. (修士課程)修了に必要な授業科目を履修し「修士論文」もしくは「文芸創作および研究副論文」を執筆することにより、文学研究もしくは文芸創作に必要な読解力・分析力・批判力・想像力・文章表現力を身につけ、教育研究機関を始め広く社会に貢献する能力を有する人材。
  4. (博士後期課程)3に加え、当該研究分野における独自で新しい知見を加えうる自立した研究者としての能力を身につけ、高等教育研究機関等で後進の指導に当たる能力を有する人材。

英文学専攻

英文学専攻では以下のような人材を育成する。

  1. 英米文学・文化および英語学・言語学に関する専門的知識、およびそれを研究するための能力を有する人材。
  2. 高等・中等教育機関において、上記の専門的知識に関連する研究・教育に従事する能力を有する人材。
  3. 高度知識社会におけるニーズに応えられるコミュニケーション能力と論理的思考力を有する人(高度職業人としての実践知を有した人材)。
  4. 国際化社会で活躍できる英語能力と幅広い教養をもった人材。
  5. (修士課程)修了に必要な授業を履修し、修士論文を執筆することにより、専門性の高い知識と幅広い教養を身につけ、学際性・国際性のある研究能力を養い、教育の現場や国際社会で活躍できる人材。
  6. (博士後期課程)修了に必要な授業を履修し、博士論文を執筆することにより、専門性の高い知識、幅広い教養、高い人間性に加え、研究者としてのモラルと学際性・国際性のある研究能力・技術、コミュニケーション能力、外国語運用能力を身につけた、アカデミックな世界だけでなく国際機関でも活躍できる人材。

史学専攻

史学専攻では以下のような人材を育成する。

  1. 人類の営為の集積として歴史の全般的理解の上に日本史学、東洋史学、西洋史学の専門的知識を修得し、各専門領域の研究を自立して遂行できる人材。
  2. 専門知識に基づき大学・高等学校・中学校の教員、博物館の学芸員、史料館・文書館の専門職員(アーキビスト)、図書館の司書、都道府県史・市町村史の編纂員、文化財保護事業の専門職員などとして社会に貢献できる人材。
  3. 歴史に深い関心を有する高度教養人として、その高度な教養と、種々の事象を複眼的に捉える「歴史を見る眼」をもって、多様性を重んじつつ、持続的に社会に貢献できる人材。
  4. (修士課程)修了に必要な授業を履修し、修士論文を執筆することにより、史資料批判や史料読解の方法を確実に身につけ、先行研究を批判的に検証して課題を発見し、その解決に必要な史資料を収集・整理・分析した上で、それに基づく自らの考察を論理的・説得的に表現する能力を備えた人材。
  5. (博士後期課程)4に加え、自らの専門領域の研究をさらに深め、その領域に独自の知見を新たに加えることにより、当該研究分野に貢献する能力を備えた人材。

地理学専攻

地理学専攻では以下のような人材を養成する。

  1. 幅広い地理学の各分野に関する基礎的な知識を習得したうえで、自然地理学または人文地理学について自らの専門分野を定め、その領域の研究を自立的に遂行できる人材。
  2. 研究機関等および教育機関等において、専門的知識と地理情報システム活用のための技法を用いて研究・教育に従事する能力を有する人材。
  3. 官公庁等の行政機関や企業等において、ニーズに応えられる地理的能力と論理的思考力および地域調査能力を発揮して活躍できる人材。
  4. (修士課程)修了に必要な授業を履修し修士論文を執筆することにより、地理学の専門性を活かした国際的・学際的研究能力を習得し、教育現場や地域社会、国際社会で活躍できる人材。
  5. (博士後期課程)上記4に加え、博士論文を執筆することにより、専門性の高い知識と幅広い教養、高貴な人間性、研究者としてのモラル等を身につけ、それらを活かした国際性・学際性のある研究能力を有し研究・教育現場で活躍できる人材。

心理学専攻

心理学専攻では以下のような人材を育成する

  1. 人の心の認知や発達に関する知識と技能を用いて、主導的な立場に立ち、社会を牽引することができる人材。
  2. 心理学の最先端の知識や技能を幅広く修得していて、人や社会を多面的かつ客観的に洞察することができる人材。
  3. 心に関わるさまざまな問題を専門的な立場から精緻に分析し、自らの力で新たな知識を生み出せる人材。
  4. 的確なプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、グループ活動能力、情報技術活用能力を有し、他者と協働しながら自分自身の持つ知識・技能を活用し、社会に向けて効果的に発信できる人材。
  5. (修士課程)修了に必要な授業を履修し、修士論文を執筆することにより、専門性の高い知識と幅広い教養を身につけ、学際性・国際性のある研究能力を修得し、教育の現場や国際社会で活躍できる人材。
  6. (博士後期課程)修了に必要な授業を履修し、博士論文を執筆することにより、専門性の高い知識、幅広い教養、高い人間性に加え、研究者としてのモラルと学際性・国際性のある研究能力・技術、コミュニケーション能力、外国語運用能力を身につけた、アカデミックな世界だけでなく国際社会でも活躍できる人材。

国際日本学インスティテュート

国際日本学インスティテュートでは以下のような人材を育成する。

  1. 思想・芸術・文学・言語学・歴史・民族・生活文化・地理・環境などを切り口に、日本について深く探究することができる人材。
  2. 中等以上の教育機関において、専門知識に関連する教育に従事する能力を有する人材。
  3. 高度知識社会における需要に応えられるコミュニケーション能力と論理的思考力を有する人材。
  4. (修士課程)修了に必要な授業を履修し、修士論文を執筆することにより、専門性の高い知識と幅広い教養を身につけ、国際日本学の専門性を生かした学際性・国際性のある研究能力を有し、教育現場や地域社会・国際社会で活躍できる人材。
  5. (博士後期課程)修了に必要な授業を履修し、博士論文を執筆することにより、専門性の高い知識、幅広い教養、高い人間性に加え、研究者としてのモラルを身につけ、国際日本学の専門性を生かした研究能力、コミュニケーション能力を有し、研究・教育現場や地域社会・国際社会で活躍できる人材。

国際文化研究科

国際文化研究科は「自由と進歩」という法政大学の建学の精神を基礎とし、国際文化研究科の理念・目的を実現するために、次に示す高度職業人および研究者を育成することを教育目標とする。

修士課程では以下に示すような人材を育成する。

  1. 多様な文化が相互に依存し合いながら存在する国際社会において、異文化間の理解と交流の重要性を認識し、外国語(母語以外の言語)やICT等を使いながら情報発信できる異文化間で活躍する人材
  2. 異なる文化がせめぎ合い、かつ多様な文化情報がインターネット等を通して行き交う国際社会において、そこから生じる諸問題を主体的、自立的かつ創造的に研究し、問題解決につなげられる柔軟な知性としての「実践知」を備えた人材

博士課程では以下に示す人材を育成する。

  1. 多様な文化が相互に依存し合いながら存在する国際社会を、異文化間の理解と交流によって成立する「国際文化」と捉えて、主体的、自立的かつ創造的に学際的研究を行うことができる人材
  2. 研究成果を発表できる専門的で高度な外国語(非母語)運用能力やICT活用などの情報発信能力を備えた人材
  3. 持続可能な地球社会の構築に貢献できる「実践知」の基盤となる次世代の指導・教育を行うとともに、真理の探究と「進取の気象」に基づいて他の研究者との共同研究を行うことができる資質を身につけた人材

経済学研究科

修士課程

高度に多様化、国際化、専門化する21世紀の国際社会の中で、経済学研究科の理念・目的を実現するために、本研究科の教育目標を次のように定める。修士課程の教育目標は、自己の職業能力を高めてキャリアアップを目指す社会人や、その他豊かなキャリア形成を志す人の新たな高度教養教育ニーズに応えることを目指して本研究科の理念・目的を次のように具体化した目標とする。

経済学研究科は、以下に示すような人材を育成する

  1. 新たな社会的ニーズの高まりに応える社会のリーダーに相応しい、新しい経済社会を創りだす知性と意欲をもった「応用エコノミスト」「高度職業人」の養成
  2. 生涯学習における「高度教養人」の養成

博士後期課程

博士5年(Ph.D.)プログラム/博士後期課程の教育目標は、大学や研究機関で研究と高等教育に従事する人材を着実に輩出してきた設立以来の実績と伝統に、国際社会に新たな知的創造の発信ができる研究者が益々強くのぞまれる21世紀の高度国際化社会の傾向を加味し、本研究科の理念・目的を次のように具体化した目標とする。

経済学研究科は、以下に示すような人材を育成する。

  • 本研究科が長い実績をもつ、大学やこれに準ずる研究機関において国際社会に発信力のある研究と高等教育に従事して、国際社会が直面する諸問題の解決に挑戦する意欲的な専門研究者の養成

法学研究科

法学研究科では、以下に示すような人材を育成する。

修士課程

  1. 現代社会における多様な問題を法的に分析し、妥当な解決策を求めることができる研究能力を備えた人材。
  2. 広い視野で解決策を見出すために求められる比較法的な知識を備えた人材。
  3. 研究で培った自己の知識や能力を国内外の社会に還元することができる人材。

博士後期課程

修士課程の1から3に加え、
4. 研究者として自立し、現代社会に貢献し得る独創的かつ高度な学術的意義のある研究を継続することができる人材。

政治学研究科

政治学研究科は、法政大学の「進歩と自由」という建学の精神に基づき、政治学および国際政治学の領域において、「自由を生き抜く実践知」を探求し創出する人材を、政治理論、政治史、政治過程論、比較政治学、国際政治学、国際政治史、地域研究、グローバル・ガバナンス研究などを含む様々な学問領域のアプローチを活用して育成することを教育目標とする。修士課程および博士後期課程における教育研究上の目的は、以下のとおりである。

【修士】

政治学専攻では、実証的研究能力と理論的概念的研究能力を備えた研究者を育成する。より具体的には、人間の共存の技術としての政治を、空間的な広がりと時間的な流れに留意しながら、規範的ならびに経験的に解明するとともに、政治的現実に働きかける実践をも深化させることのできる研究と人材育成を目指す。そのため、二つの方向性を同時に追求する。第一に、アカデミックな政治研究の追求であり、比較政治・政治史・政治理論・政治過程などの様々なアプローチを総合的に学習・研究する。第二は、こうしたアカデミックな蓄積を踏まえつつ、具体的な政策課題にそくした学習・研究をめざす実践的な政策研究である。

国際政治学専攻では、グローバル化と国際関係の複雑な力学を理論研究、歴史研究、政策研究等のアプローチから分析する能力と、実践的英語能力を兼ね備えた高度職業人および研究者を養成する。あわせて、地球時代の共存的世界を目指すグローバル・ガバナンスの研究と、アジア時代にふさわしい東アジア屈指の地域学の構築とを目的とする。このため、教育面においては、英語教育を重視し、また、国際連合やJICA(国際協力機構)などの国際機構との連携により、国際的に通用する高度専門職業人の育成を目指している。

以上に加えて、政治学や国際政治学は必ずしも「積み上げ」型の学問ではなく、科目履修の順次性がそれほど大きな問題とはならないため、「タコ壷」的な専門研究分野に限定されない幅広い知識のなかから各種の知見を抽出することも目的となる。

【博士】

政治学研究科博士後期課程(政治学専攻)は、院生が内外の最新研究成果を踏まえつつ、各々の研究テーマについて独自かつ新たな知見を加えるといった最先端の水準に到達し、その水準を反映した研究成果を継続して公開することのできる自立した研究者たる力量を身につけることを目的とする。そのため2019年度より、これまで重点の置かれてきたリサーチワーク(研究論文作成)と相俟って、選択必修科目(修了所要単位:4単位)と論文指導科目(同:12単位)からなる授業科目を中心とするコースワークを導入している。

社会学研究科

社会学研究科は、法政大学の「自由と進歩」という建学の精神を基礎とし、法政大学憲章の約束する「自由を生き抜く実践知」を創出するために、つぎに示すような人材の育成を教育目標とする。

  1. 現代社会の諸問題を、そのなかで生きる人間のあり方に注目して解明し、目標にすべき価値を考え、それを多様な社会生活の場で実現する方法を探究しようとする意思と資質を備えた研究者や高度専門職業人を育成するとともに、こうした教育を通じて自立した市民を形成するための生涯学習の一翼を担う。
  2. 社会学はもとより、社会諸科学、人文諸科学の成果を学び、地球規模で問われている社会的課題を系統的に認識し、複雑化する社会問題に多様な視点と先見性をもって実践的に向き合う学術研究の遂行能力のある研究者、高度専門職業人、市民を育成する。

経営学研究科

経営学研究科は、以下に示すような人材を育成する。

  1. 修士課程では、本学および国内外の他大学の学部卒業生を主たる対象として研究者・国際職業人を育成すると共に、社会人を対象として高度職業人を育成する。前者では、少人数の本格的な基礎研究演習を中心とした教育を行い、優れた成果を上げられる研究・教育職等の育成をめざす。後者では、新規に事業を始めようとする人材に対する総合的教育、企業の各専門分野におけるミドルマネジメントの再教育を主眼とし、企業やその他団体等からの高度な経営課題に応えられる経営管理職・専門職等の育成をめざす。
  2. 博士後期課程は、研究者養成が中心であり、研究者養成のための修士課程だけでなく、高度職業人養成のための修士課程からも受け入れる。いずれの場合も、創造的研究を行い、独創性に富む専門研究者の育成をめざす。

工学研究科(2013年度より学生募集停止)

工学研究科では、各自の専門分野の高度の知識と幅広い視野を持った社会人を育成している。即ち「物づくり」に寄与する技術者・研究者の育成(機械工学、物質化学、電気工学の3専攻)や、それだけに止まらず高度情報化社会を支える基盤技術の発展に寄与する技術者・研究者の育成(情報電子工学、システム工学の2専攻)や、さらに生命科学研究を通して社会に貢献する高度職業人および研究者の育成(生命機能学専攻)を行なっている。さらに全専攻共通の課題として、地球環境を守りながら、持続する豊な社会を切り開く技術者・研究者であることを目指している。
修士課程では、学生が研究室での英語の文献講読や、科学プレゼンテーションの講義で、さらに博士後期課程では、上記以外に国際会議での研究発表を通して国際的視野をもつように指導している。

人間社会研究科

人間社会研究科は、地域社会を基盤に人間の「生」(Life)をトータルに捉え、生活者の視点からすべての人々が生涯を通じてWell-beingの実現を図る福祉社会を創造するために、コミュニティと人間の心を視野に入れた研究領域から現代社会の問題を明らかにし、その解決に向けた研究能力を備えた人材を育成していくことを目的とする。
この目的のもと、臨床重視の研究科として、以下の能力を有する人材を育成する。

■修士課程の福祉社会専攻では、社会福祉・地域づくりの2領域が協同し、人々の生涯にわたるWell-beingの実現に関わる専門的かつ実践的な学識を教授することによって、福祉社会形成に資する高度専門職業人および研究者を育成する。

■修士課程の臨床心理学専攻では、臨床心理学の学識と演習・実習を通じての職能的訓練及び実践的資質を教授することによって、公認心理師および臨床心理士をはじめとする臨床心理分野の高度専門職業人及び研究者を育成する。

■博士後期課程の人間福祉専攻では、社会福祉・地域づくり・臨床心理学の3領域が協同し、Well-being概念に基づく福祉社会の実現に関わる理論と方法を自立的に開拓することができる実践的研究者を育成する。

情報科学研究科

大学の理念・目的、教育目標と本研究科の理念・目的のもと、本研究科は以下の能力を有する学生を育成する。

修士課程では、実社会が直面する諸問題を実践的に解決できる開発タイプの高度技術者と、新たな概念を創出するために、計算機基盤分野、情報システム分野、またはメディア科学分野において、独創性や創造性を生み出す研究タイプの高度技術者を育成する。

博士後期課程では、情報科学の分野全般で高度な素養をもち、新たな概念を創出するために、計算機基盤分野、情報システム分野、またはメディア科学分野において、新しい研究領域あるいは新しい応用領域の開拓を行う能力を有する研究者を育成する。

政策創造研究科

政策創造研究科は「自由を生き抜く実践知」を探求し創出するために、以下に示すような地域イノベーションのリーダーとなる人材及び社会に貢献できる人材を育成する。

【修士課程】

  1. 経済・社会・文化・都市・企業などの事象に関して学際的に問題の所在を究明し、理論的かつ実践的に政策を立案できる者
  2. 自らが所属する組織や地域における課題に対して高度の調査分析能力を発揮し、知性ある高度職業人として持続可能な政策立案や革新的な対案創造を行うことができる者
  3. 組織や地域が問題解決に対処する時に、冷静に合意を形成しながら説得力のある施策を実行できるリーダーシップのある者
  4. 学術的な研究能力と識見及び自己研鑽志向をリカレント教育の修了成果として組織や地域社会に裨益させることができる者

【博士後期課程】

  1. 自立した研究者としての高度な研究能力と豊かな学識を複層的な問題解決に展開できる総合的な政策実践力を併せ持つ者
  2. 独創的な研究成果を学界の発展に貢献できる研究能力を備えた者
  3. 本研究科の研究成果や課題解決事例を世界に訴求する情報発信力を有する者

デザイン工学研究科

デザイン工学研究科は総合デザイン力を持つ人材の育成を目指す。総合デザイン (Holistic Design) とは人文・社会科学、自然科学、工学などの知の体系に基づきながら真に人間・社会・環境にとって「良いもの」をデザインすることである。「良いもの」とは、長期的・大局的に人間社会に幸福をもたらすものであり、かつ、人間の感性に響く「美」が重要な因子として考慮された結果として実現するものである。

デザイン工学研究科では、高度な総合デザイン力をもつ人材を社会に送り出すために、博士前期および博士後期課程を設け、次の7項目の育成を教育の基本目標として掲げる。(1)企画・立案能力(2) デザイン能力 (3) 問題解決能力、 (4) 職業的倫理、 (5) 歴史と文化への理解、 (6) 地球環境への理解、 (7) 表現・伝達能力

建築学専攻

デザイン工学研究科の教育目標を基本として、 建築に関する専門知識と先端技術を土台として、学際的視点に立った建築と都市に関する総合デザイン学を構築できる高度専門技術者及び研究者の育成を教育目標とする。

都市環境デザイン工学専攻

デザイン工学研究科の教育目標を基本として、都市及び地球環境に配慮しながら様々な制約条件下で安全・安心な都市づくりを総合的に構築できる高度専門技術者及び研究者の育成を教育目標とする。

システムデザイン専攻

デザイン工学研究科の教育目標を基本として、モノつくりやシステムつくりの創生プロセスを様々な面から総合的に取り扱うことのできる高度専門技術者及び研究者の育成を教育目標とする。

公共政策研究科

公共政策は転換期にある。本研究科は、現代の公共政策課題を追究していくことを目指して、公共政策学、サステイナビリティ学の2つの専攻を配し、公共セクターと民間セクターの双方において、地域から国際社会に至る幅広い公共政策課題の解決に貢献できる高度専門職業人・研究者的実務家・研究者を育成する。
育成する人材像は次のとおりである。

  1. 政府(国、地方自治体など)の政策により形成される社会に焦点を当て、主に公共セクターの視点から社会的課題を研究することのできる人材
  2. 人々の合意を通して形成される市民社会に焦点を当て、主に市民セクターの視点から社会的課題を政策的観点から研究することのできる人材
  3. 社会が抱える複雑で長期的な問題に対して、俯瞰的・統合的アプローチで持続型社会の構築を目指すための研究を行うことのできる人材

研究・教育を展開するため、本研究科は、次の三つの組織で構成する。

  1. 公共政策学専攻公共マネジメントコース
  2. 公共政策学専攻政策研究コース
  3. サステイナビリティ学専攻

公共政策学専攻

「ガバメントからガバナンスへ」「協働」などの言葉で語られるように、今日では、公共的課題の担い手の多様化、政府部門に限定されない社会的な課題解決の営みを総合的な観点から研究する必要性が高まっている。公共政策学専攻では、従来の学問的枠組みでは解決が難しい社会的課題を含めた公共政策領域の諸問題に対応するため、マネジメント、ガバナンス、協働という語をキーワードとして、以下に示す人材を育成する。

【修士課程】

  • 社会人を対象とする高度専門職業人として、公共政策に関する高度の調査分析能力、高度な政策立案能力のある人材
  • 社会の公共課題の解決を追求する分野において、公共政策の研究、教育を担うことのできる人材

【博士後期課程】

  • 高度専門職業人としての知見や経験の裏づけに基づいて、実践科学としての公共政策学の領域に関して高度な研究能力を備えた人材

サステイナビリティ学専攻

社会のサステイナビリティという課題を考察しその政策を模索するには、法律、行政、都市政策、地方自治、経済、経営、社会学、環境科学などの諸分野の専門知識とそれらを統合化することが必要である。また行政、市民活動に加えて、CSRへの取り組みなど企業活動のあり方が重要視されている。本専攻では行政、市民、企業、国際機関などの様々な組織においてこの課題に対応できる高度専門職業人・研究者の育成を目指している。具体的には社会人を主な対象として、次のような人材を養成する。

【修士課程】

  1. 従来の学問分野の枠組みを横断的に捉え、持続可能という問題に対して俯瞰的・統合的にアプローチできる人材
  2. 持続可能社会を構築する高度な調査分析能力と政策・企画立案能力をもった人材
  3. 諸課題の解決プロセスを構想する論理的思考力、新たな価値を生み出す創造的思考力、研究成果を現場の実務に生かすことのできる実践力を持った人材

【博士後期課程】

 修士課程の1から3に加え、
 4. 現代社会に貢献しうる学際的かつ高度な学術的意義のある研究を行うことのできる人材

キャリアデザイン学研究科

キャリアデザイン学研究科は、「企業、公共団体、NPO、大学・高校などにおいてキャリア支援、キャリアサポートをになう高度職業人の養成」という教育目標のもと、以下に示すような能力等を有する専門家および高度職業人を育成する。

  1. 職業人としてのキャリア形成、仕事と家庭生活の両立、これから社会に出ていく若者のキャリア形成など、キャリアにかかわる複雑で多様な諸現象を学際的に研究する専門能力を有する人材
  2. 1で提示したキャリアにかかわる諸問題の背後に存在する、課題に直面した人々を支援するマインドを持った人材
  3. 多様な人材の活用に伴う企業の人材採用・育成方針の変化や雇用形態の多様化、企業人のグローバル・キャリアへの対応や留学生のキャリア支援などの様々な現代的な課題を適切に理解し、対処できる人材

理工学研究科

機械工学専攻

修士課程においては、総てのものづくりの基板となる機械工学に関する高度な専門知識を有し、かつ先端的、学際的な分野にも対応し得る柔軟で幅広い視野を持った技術者を育成する。さらに、博士後期課程では、独創的で高度な研究能力を備え、グローバルな視野で、21世紀の産業界と市民社会の期待を担うことの出来る機械技術者や研究者を養成する。

応用化学専攻

本研究科の教育理念に照らし、次の資質を有する技術者・研究者の育成を教育目標に掲げる。

  1. 【社会貢献】科学技術を通じて持続可能な社会の構築に貢献できる。
  2. 【産業振興】専門領域に関連する産業分野を発展させる指導的立場で活躍できる。
  3. 【先進的研究】独創的・学際的・国際的かつ総合的視野に立ち先端研究を推進できる。

応用化学専攻では、応用化学分野に関する教育・研究を実践することを通じて、1~3の資質を備えた人材を育成する。
さらに博士後期課程では、研究者として自立し、持続可能な社会に貢献するための独創的かつ高度な科学技術研究を、主導的に立案しグローバルに推進できる人材を育成する。

電気電子工学専攻

本研究科の教育理念に照らし、次の資質を有する技術者・研究者の育成を教育目標に掲げる。

  1. 【社会貢献】科学技術を通じて高度情報化社会の未来の発展に貢献できる。
  2. 【産業振興】専門領域に関連する産業分野の発展に貢献できる。
  3. 【先進的研究】独創的・学際的・国際的かつ総合的視野に立ち活躍できる。

電気電子工学専攻では、電気電子工学関連分野における教育・研究を実践することを通じて、これらの資質を備えた人材を育成する。
さらに博士後期課程では、研究者として自立し、持続可能な社会に貢献するための独創的かつ高度な科学技術研究を、主導的に立案しグローバルに推進できる人材を育成する。

応用情報工学専攻

本研究科の教育理念に照らし、次の資質を有する技術者・研究者の育成を教育目標に掲げる。

  1. 【社会貢献】科学技術を通じて高度情報化社会の未来の発展に貢献できる。
  2. 【産業振興】専門領域に関連する産業分野の発展に貢献できる。
  3. 【学術貢献】独創的・学際的・国際的かつ総合的視野に立ち活躍できる。

応用情報工学専攻では、情報科学・情報工学とその応用に関する教育・研究を実践することを通じて、これらの資質を備えた人材を育成する。
さらに博士後期課程では、研究者として自立し、持続可能な社会に貢献するための独創的かつ高度な科学技術研究を、主導的に立案しグローバルに推進できる人材を育成する。

システム理工学専攻

本研究科の教育理念に照らし、次の資質を有する技術者・研究者の育成を教育目標に掲げる。

  1. 【社会貢献】科学技術を通じて高度情報化社会の未来の発展に貢献できる。
  2. 【産業振興】専門領域に関連する産業分野の発展に貢献できる。
  3. 【学術貢献】独創的・学際的・国際的かつ総合的視野に立ち活躍できる。

システム理工学専攻では、システム理工学とその応用に関する教育・研究を実践することを通じて、これらの資質を備えた人材を育成する。
さらに博士後期課程では、研究者として自立し、持続可能な社会に貢献するための独創的かつ高度な科学技術研究を、主導的に立案しグローバルに推進できる人材を育成する。

生命機能学専攻

本研究科の教育理念に照らし、次の資質を有する技術者・研究者の育成を教育目標に掲げる。

  1. 【社会貢献】科学技術を通じて高度情報化社会の未来の発展に貢献できる。
  2. 【産業振興】専門領域に関連する産業分野の発展に貢献できる。
  3. 【先進的研究】独創的・学際的・国際的かつ総合的視野に立ち活躍できる。

生命機能学専攻では、生命科学・植物医科学の応用に関する教育・研究を実践することを通じて、これらの資質を備えた人材を育成する。
さらに博士後期課程では、研究者として自立し、持続可能な社会に貢献するための独創的かつ高度な科学技術研究を、主導的に立案しグローバルに推進できる人材を育成する。

スポーツ健康学研究科

スポーツ健康学研究科・修士課程では、現代に求められるスポーツ・健康に関する知識・技能を、実社会において有効に発揮できる高度専門的職業人の養成を目的とする。
本課程では、スポーツ健康学の専門性を「ヘルス・プロモーション」「スポーツ・コーチング」「スポーツ・マネジメント」の3つの領域から捉え、具体的には以下のような人材の養成を目標とする。

  • 人々の生涯を通じた積極的な健康づくりを支援できる人材
  • 競技スポーツや教育現場において高度な指導能力を発揮できる人材
  • スポーツに関わる組織や人の特性を知り、時代の要請に応じたより善いスポーツ社会の実現を可能とする人材

連帯社会インスティテュート

連帯社会インスティテュートはNPOプログラム、協同組合プログラム、労働組合プログラムの3つのプログラムから構成されている。大学院生にはそれぞれのプログラムで各組織について深く学ぶとともに、プログラム横断的にも学ぶことを求めている。そうした教育を通じて、法政大学の「自由と進歩」という建学の精神を基礎とし、法政大学憲章の約束する「自由を生き抜く実践知」を身につけた、次に示すような人材を育成することを目標とする。

  1. グローバル化や競争激化の中で分断されつつある個人や組織を繋ぐ「連帯社会」を構築することを自らの使命と考える。
  2. 「連帯社会」を構成し、連帯による公益の実践を目指すNPO/NGOや社会的企業、種々の協同組合、労働組合の持続的発展を担うことができる。
  3. それぞれの組織において「連帯社会」を構築するために必要となる政策を構想、立案、実現できる。