野上記念法政大学能楽研究所が所蔵する数々の貴重な能楽資料の中で、写真掲載や出展の依頼が飛び抜けて多いのが、
同研究所には、法政大学が所蔵する唯一の重要文化財『
『二曲三体人形図』は、1421年に
もう一つの『光悦謡本』は、江戸初期に刊行された謡本です。
今回、HOSEIミュージアム開設準備募金により、この二つのお宝のレプリカを作ることになりました。レプリカ制作で多くの実績がある京都の会社・
資料保存の観点から、原本はなかなか長期展示ができませんが、レプリカならそれも可能です。同研究所70周年記念特別展示「危機と能楽」では、二つのレプリカをミュージアム・コアでロングラン展示します。この機会にぜひ多くの皆さんにご覧いただければと思います。
*8・9月号にも記念展示の記事を掲載
野上記念法政大学能楽研究所 特別展示
「危機と能楽 ̶ いかに受け止め乗り越えてきたか」
場所:市ケ谷キャンパス九段北校舎1階ほか
期間:2022年9月1日~ 2023年1月31日
詳細:HOSEIミュージアムウェブサイト
※ HOSEIミュージアム開設準備募金により制作しました「光悦謡本」「二曲三体人形図」のレプリカを、本展示で初公開します。
期間は展示場所により異なります。日程や内容は変更になる可能性があります。
詳しくは上記HOSEIミュージアムウェブサイトからご確認ください。
取材協力:野上記念法政大学能楽研究所 HOSEIミュージアム事務室
(初出:広報誌『法政』2022年10月号)