2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト

動画部門・入選 Network

2021年度第17回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
前田 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 2
  • 使用ソフト
    iMovie、VLLO、FlipaClip 
  • 開発・制作・動作環境等
    macOS バージョン 10.13.6、iPad  Air
  • 使用素材
    音楽:HURT RECORD、VLLO

作品要旨

インターネットがある世の中が当たり前になった世界。ネットの身近でどこまでも広がる可能性と危険性を再考してもらうことを目的に公共広告を作成した。

作品解説

SNSなどのインターネットを使用することで多くのことを知ったり発信したり、ネット上でたくさんの場所へ行ったり、他国の人と交流したり、不可能が可能になった現代社会。
しかしそこは多くの人の「憂さ晴らし」の場となっているのも事実だ。不特定多数のユーザーが存在するネットワークにおいて、この「憂さ晴らし」が徐々に伝播し、普通のアカウントが1人の人の命を奪う攻撃的な悪魔のアカウントへと変化してしまう。
自由なはずなのに自分の「好きなこと」をすると「アンチ」がやってくる。
同調を良しとする日本の文化をヒントに、世界中にあふれているアカウントの自由度と、少しの「アンチ」が多くのアカウントを人を傷つけるものに変化させる危険性があること、さらに多くの人がそれに同調してしまうことを「アカウント」をモチーフにしたキャラクターで表現した。
ネットワークというものについてもう一度よく考えて欲しいと思い、手書きのイラストでポップさを交えながら気軽に見れる動画を作成した。

デジタル技術の使用箇所・方法

基本的に自身が撮影した映像と編集アプリとソフトのクロマキー合成とフィルターを使用している。手書きのアニメーションはFlipaClip というアプリを使用しiPad Airを用いて1秒12枚間隔で作成した。しかしながら作成したアニメーションを丸々使用することは少なく、殆ど分断したものを動画の中では使用している。
00:02 キーボード音とクリック音を元々の長さのものを分裂させて、文字のタイミングに合わせた。
00:04 検索ワードを出現音と共に多用し、多くの利用者がいることを表現した。
00:13 Twitterの画面は画面録画を使用し、VLLOの動画合成を使用した。
00:28 FlipaClipで動画をコマ割りし、そこにイラストを書き込んでアニメーションにした。
00:34〜アニメーションと実写の合成はVLLOのクロマキー合成を使用して作成した。
   そこにフィルターを被せたり、フリーズ機能を使用したりしている。
1:06〜iMovieを使用し、悪魔の悪い感じを出すために速度を2段階遅くし、その分曲の調も変化してよりダークさを出している。
1:11〜前半と同じ動画素材を使用していることで、そこにいたアカウントが変化したことを表現している。