氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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矢田 捷真 國見 樂 石井 航輝 浦上 詩織 関 隼利 中田 陽 西原 光祐 宮脇 志歩 |
情報科学部 | コンピュータ科学科 コンピュータ科学科 ディジタルメディア学科 ディジタルメディア学科 ディジタルメディア学科 ディジタルメディア学科 ディジタルメディア学科 ディジタルメディア学科 |
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2020年度の理系3学部合同Web Open Campusで公開した、バーチャル小金井キャンパスです。スマホやPCさえあれば、バーチャルSNS「cluster」から、”いつでもどこにいても”、キャンパス内を自由に探索することができます。
本作品は2020年度の理系3学部合同Web Open Campusで公開をしたデジタルコンテンツです。様々な要因により大学に来れない高校生や学部生に対して、スマートフォンやパソコンがあれば、実際に大学に行くことと同様の体験ができるよう、忠実な小金井キャンパスの再現とキャンパスを自然に探検できるインタラクションの実装を目指しました。バーチャルSNSツールであるclusterの公開ワールドとして一からモデリングをしたキャンパスの3Dモデルを作成し、その中を歩き回れるようになっています。3Dモデル内には全周画像が配置されており、忠実にキャンパスが再現されていることを確認することができます。キャンパスの魅力を伝えるため、キャンパスの各所をめぐるスタンプラリーのようなミニゲームも実装しました。また、各所をめぐる際に広いワールドを簡単に移動できるワープ機能やワールド内での現在位置を確認する手持ち地図の実装、clusterを使用したことがない方への操作説明パネルの配置を行いました。
ワールド制作は、公式が公開しているCluster Creator Kit を使いながらUnity上で行いました。
多人数での制作になるので、タスクと進捗管理にNotion、バージョン管理にはUnity Collaborateを利用して円滑に共同作業が行えるようにしました。
3DCGモデルの作成にはBlender2.8を用いました。これによって、モデリングからテクスチャの調整までを一括で行えるようにしました。
キャンパス内各所に配置されている全周画像は、Insta360 One X と RICOH THETA Sを使い撮影し、Lightroomで調整しました。
北館の窓は、反射を擬似的に再現するReflection probeを導入し、中庭に配置された全周画像と同じ反射をした像が見られるように調整しました。
多数のオブジェクトが配置されていて、動作が重くなったため、Mesh Bakerというアセットでオブジェクト同士を結合して軽量化を行いました。さらに、扉や柵、手すりなどの多数利用されるオブジェクトは、モデルを平面にベイクし、ポリゴン数削減を行いました。
建物名の空中表示は、常にプレイヤーの方向に向くように、新たにシェーダを実装しました。マップの現在地表示も同様にシェーダを実装しました。
法政大学のバーチャルオープンキャンパスのデジタルコンテンツの規範となる代表的な作品である。仮想空間にて忠実に再現されている小金井キャンパスをスマートフォンやパソコンから手軽に見学できるとともに、3Dモデリングを目の当たりにすることで理系に関心のある学生達の心をくすぐる作品であると言える。この作品の発信を受けて、今後、このような取り組みが全キャンパスに展開されることが期待される。