氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
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小島 泰造 八木下 悠太 時永 恭伸 |
社会学部 |
メディア社会学科 社会学科 メディア社会学科 |
2 |
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私たちが想像する2040年の日本を舞台に、大学生の日常を描いた。
人と関わる機会が極端に減っていると考えられる未来では、人に対する思いやりの考えも変わっているだろう。
そんな未来の大学生と、未来にもなお存在するアナログ人間との違いを描いた。
2040年の社会は、普段の何気ない生活の一つ一つが自動化され、ますます便利な生活を送ることができるようになっているだろう。
しかし、授業はオンラインが主流になり、人と話さずとも多くの情報が手に入るようになってしまったので、人と人との交流は必要最低限にまで減り、人間関係も薄いものとなってしまっているのかもしれない。
また、発展が進むにつれて、それに対するリスクも大きくなるのではないかと考える。
もし何らかのエラーで自動化されていたものが止まってしまったとき、機械に頼ることに慣れ、人に頼ることを忘れてしまった人々は、適切な行動をとり、お互いに支え合うことができるのだろうか。
これからどんなに技術が発展していったとしても、社会生活を送る上で最も大切なのは人間関係であると考える。
そんな今の人に比べて、冷たい心を持つようになってしまった主人公の行動と共に、2020年の自分たちの行動がそれに近づいてしまっていないかを考え、人と人との思いやりなどについてもう一度考えて欲しい。
作品全体を通してaeのトラッキングとシェイプアニメーションを実写の映像と組み合わせて作りました。aiで制作したシェイプなどをaeでアニメーションをつけ最終的にprで音楽をつけ動画をつなげるという作業を行いました。
ユニークなストーリーとメッセージは、この作品のもっとも魅力的な2点であると考えて、高く評価します。2040年という未来の舞台で、日本の大学生生活を描く映像ですが、現在の学生生活や日常に共通する部分が多いと思います。また、この作品のストーリーは、一見ユーモラスに見えますが、現代人にとって真剣に考えるべきメッセージが潜んでいるようにみえます。人間と人間との「対話」とは何か、さらにコミュニケーションのあり方と大切さなどについて考えさせられる作品です。このチームは、高度なデジタル技術をうまく組み合わせて、素晴らしい映像を作成することができたと思います。