2020年度第16回デジタルコンテンツ・コンテスト

動画部門・入選 感染

2020年度第16回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 

勝又 美衣奈
名須川 侑征

社会学部 社会学科

3

  • 使用ソフト
    Final Cut Pro(10.4.8)、Adobe After Effects 2020
  • 開発・制作・動作環境等
    MacOS(10.15.7)
  • 使用素材
    音楽:audiostock

 ※本作品はYoutubeでの公開をしておりません。ご了承ください。

作品キャプチャ

作品要旨

無意識の内に新興宗教が人々の間で広まっていく様子を描いた。新型コロナウイルスが蔓延する昨今、その感染性と、SNSが社会に及ぼす影響を宗教に共通項を見出しながら制作を進めた。

作品解説

原因不明の肺炎が中国の武漢で発見された去年の年末、多くの人々が事の重大さに気が付かなかったように、この動画に登場する「hAppy smile 教」も小さなセミナー会場から蔓延が始まる。布教動画やSNS、様々な広告媒体を利用し教団の規模が急拡大する中、遂にはテレビメディアでもその存在が認知されるようになった。そんなhAppy smile教の巧みな広告戦術に影響されたある一人の青年も、徐々に教団の危険な思想に染まっていく。
コロナ禍では、人々の混乱を招く一因となった「SNS」を始めとするメディアリテラシー問題が浮き彫りになった。この動画では、教団の危険性が認知されていくにつれ旗色が変化し情報が錯綜していく架空のSNSの様子を描き、SNSに潜むメディアリテラシーの問題性を宗教の拡大と混乱に見立て表現した。普段無意識に目にするメディアが人々の心理に多大な影響を与えている事実は決して他人事ではない。気付いた時には既に「感染」している、身近に潜む危険性を改めて問い直す意味でこの動画を制作した。

デジタル技術の使用箇所・方法

00:00 感染の文字と背景にaftereffectsのParticular sistem2を使用しました。00:22 教団のシンボルマークにaftereffectsのグリッジを使用しました。00:38 屋外での儀式場面にaftereffectsのグリッジを使用しました。00:42 屋外での儀式場面にaftereffectsのグリッジを使用しました。00:56 テレビ画面はめ込みにaftereffectsのコーナーピンを使用しました。01:18 スクランブル交差点の電光掲示板にaftereffectsのコーナーピンを使用しました。01:21 スクランブル交差点の青年にaftereffectsのグリッジを使用しました。01:24 ワイングラスにaftereffectsのRGB balanceを使用しました。01:37 教祖の目をアップするシーンにaftereffectsのブラー(カメラレンズ)を使用しました。02:31 自殺撮影場面にaftereffectsのRGB balanceを使用しました。02:55 ニュース画面のアナウンサーにaftereffectsのグリッジを使用しました。00:12 00:18 00:54 02:37 02:43 02:44 02:47 本、DVD、ニュース画面、新聞にaftereffectsのクロマキー合成を使用しました。00:48 00:54 01:03 01:08 01:17 01:54 02:01 02:05 02:07 02:12 02:22 02:37 02:47 日本地図含むニュース画面、SNS(Instagram・Twitter)、ユーチューブ、5ちゃんねる、ニコニコ動画、電車内広告、看板、電光掲示板にIllustratorを使用しました。