氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
---|---|---|---|
細羽 さやか | 国際文化学部 | 国際文化学科 | 4 |
|
都市の生活で、周辺がどんなににぎやかでも私たちは孤独に苛まれることがあります。そうした喧噪の中にある孤独から生まれる混沌とした世界を表現しました。
にぎやかで統一感の無い背景と人物両方に目がいくように意識しました。にぎやかな背景になるように描き込みに力を入れ、特に魚と奥の壁の模様は細かく描きました。奥の壁はゴミ山で窓の向こうは星の見える町、左の側面は浜辺、右側は漢字、床は視線をイメージしました。人が持っている人形のようなものは明確なイメージはありません。
CLIP STUDIO PAINT EXと液晶タブレットを使用しました。
雑多なものが丁寧に細かく書き込まれ、真ん中に指を丸めて外の世界をのぞく少女が描かれています。そしてその肩にはマスクがあり、コロナ禍にあることを印象付けています。よく見ると左腕に顔のない人形を抱えています。足元には大きな目がこちらを見ています。少女は一体何を見ているでしょう。とてもよく考えられた構図であり、見れば見るほど想像力をかき立てられます。印象的な作品だと言えるでしょう。