2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト

インタラクティブ部門・入選 FLASH JAM

2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
関谷 直任 デザイン工学部 システムデザイン学科 4
  • 使用ソフト
    openframeworks,Arduino IDE,Illustrator,Premiere Pro
  • 開発・制作・動作環境等
    macOS

作品要旨

法政大学公認団体、デザイン工学研究会が2017年度自主法政祭で展示したインスタレーション。「ひらめきのルーツを探る」をコンセプトに、小球に触れることで空間に大きく作用するインスタレーション。

作品解説

本作品はコンセプトである「ひらめき」を大きく分けて「小球」・「光の線」・「大球」の3つの要素から構成・表現されている。ひらめきのルーツ、それは多くの人や感性等の外的要因に触れ、そこで得た感覚が他で得た感覚や過去の蓄積と反応を起こすことにあると考えた。この一連の流れをインスタレーションとして空間で表現し、2017年度自主法政祭の場で多くの人へ共有した。編み巡らされた光の線のなか、「小球」に触れることで異色の光を発し、それは「光の線」を通じて「大球」へと収束する。大球で蓄積・対流した光はやがてひらめいたかのように大きな光を発し、また次の蓄積を待つ。それぞれ「小球」は照明器具、「光の線」は光ファイバー、「大球」はバルーンで空間設計をしており、LEDやプロジェクターによる映像投影により演出されている。

デジタル技術の使用箇所・方法

「光の線」はArduino UNOおよびArduino IDEによりLEDを制御し、光のゆらぎと移動を表現している。「小球」はジャイロセンサーにより触れたことをセンシングし、青く色づくと共に光の線となり中央の大球へと流れるように、LEDを制御している。「大球」では小球での反応回数をPCに取り込み、その数値に応じて対流する光の粒子の数が変動するようにopenFrameworksで映像を制御している。