2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト

インタラクティブ部門・入選 kyozon

2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
三和田 智也 デザイン工学部 システムデザイン学科 4
  • 使用ソフト
    touchdesigner,Leapmotion
  • 開発・制作・動作環境等
    macOS
  • 使用素材
    音楽:something more mp4

作品要旨

生命の共存を感じる体験型インタラクティブコンテンツ。現代において、人間が発展させすぎた技術が、植物や動物などの生命と垣根ができていることを問題に感じた。そもそも技術も人間が作り出したものであるため、この垣根をなくし共存をするべき世の中をコンセプトに表現した。人間が実際に手をかざすことで花を咲かし、そのシステムの手助けをすることをLeapmotionとtouchdesignerが受け持っている。また、体験型ということでインタフェースや操作性にもこだわっている。

作品解説

先端技術を扱うにあたって、その技術が一人歩きして、使いにくかったりわかりにくかったりするのを防ぐために、植物や人間の存在を作品に入れることは親近感を感じさせより多くの人の心に届くためには重要であると考えた。共存というコンセプトは「技術」「人間」「植物」という3つがひとつの輪に入りお互い相乗効果を生み出す社会になるべきという思いが含まれている。インターフェースに関しては、開発段階から様々な人に使ってもらいフィードバックをもらい改善した。主に3つあり、1つ目はスタート画面の設定と両手をかざさなければ次の画面に行かないこと。2つ目は、手から出るパワーの位置によって花の場所を感覚的に予測させること。3つ目が、花の成長限度を示す華やかなエフェクトをつけたこと。実際にわかりやすく体験できることも作品の親近感につながっていると考える。

デジタル技術の使用箇所・方法

Leapmotionで手や指の形のデータを検出し、touchdesignerで手のモデルを形成。エフェクトやシステムもtouchdesigner。