2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト

動画部門・入選 海をきれいに

2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
石川 日菜 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 2
  • 使用ソフト
    iMovie 10.1.10
  • 開発・制作・動作環境等
    Mac 10.14.5
  • 使用素材
    音楽:DOVA-SYNDROME

 

作品要旨

今問題となっている環境問題に関して、少しでも多くの人が目を向けられるように、という思いから製作しました。わかりやすく、具体的に海という例を挙げて、きれいな海を汚してしまっている現状を伝え、また今の私たちにできることを提案し、ストレートに海をきれいにしよう、というメッセージを伝えています。

作品解説

今回の作品を製作するにあたって、まずは海のきれいさを伝える必要があると考え、沖縄のきれいな海を撮影しにいきました。私はスキューバダイビングのライセンスを持っているため、それを作品作りに生かすことができたら、と前々から考えていたので今回はいい機会となりました。実際に自分自身が海の奥深くで見たものを映像というかたちで、海には潜ることができない人たちに伝えるという部分が今回の作品のポイントの一つでもあります。今回作中に出てくる映像、写真等は全て自らが撮影したものであり、海の素晴らしさを伝えることができるものであると思い使用しました。
今回の作品のこだわりの一つ目としては、メッセージを的確に伝える、という点です。今回は文字により、自らの言葉を伝えることに重きを置きました。また、見た人の心に残りやすいよう、『あなたは知っているだろうか』というフレーズを何度か登場させて印象づけるような工夫もしています。また、画像と文字とを交互に構成することで、視聴する側に飽きさせず、リズム感を創出しました。さらに、もっとも伝えたいメッセージを印象付けるため、最後の部分はこれまで用いてきた「あなたは知っているだろうか」というセリフから「あなたは知っているだろう」というセリフに変化させ、さらに文字の大きさも、より気持ちが入っていることを伝えるべく、大きくしているところが工夫を凝らした点です。海のきれいさを伝え、その海がどれほど汚されているかを伝えたのちに、我々がすべきことを、「もう知っていますよね?」「ならやってくださいよ!」と言ったある種皮肉めいた調子で反語的に伝えています。具体的にしてほしいことをあえて言葉ではなく映像で伝えているところもまた、やることが当然で当たり前だから言わなくてもわかるよね?と言ったように少し強めの意味を込めての演出としました。さらに音の使い方にもこだわりました。音と映像のタイミングを合わせ、違和感を感じさせずに作品に集中してもらえるよう、微調整を重ねました。また、無音のところとBGMを用いるところをつくることで、無音になった瞬間に、唯一画面の中に出てくる文字だけに、一気に意識が向けられ集中してみてもらえるように工夫を凝らしました。こうして最後の部分では、伝えたいメッセージが確実に伝わるよう、みる人を集中させる作りとしました。また、この動画を見てもらわなければメッセージは伝わらないわけで、この動画を見てもらうための工夫も凝らしています。始まりの「あなたは知っているだろうか」の一言で、視聴者に「なんだろう?」と言った気持ちを抱かせ、そのままあえてピントをぼかした海の中の映像と、少し奇妙で神秘的なBGMを取り入れることで、これからのストーリー展開の未知性を表現し、視聴者が続きを見たくなるような作品に仕上げました。

デジタル技術の使用箇所・方法

全体的に色合いの微調整、音の微調整を施しています。