| 氏名 | 研究科・学部 | 専攻・学科 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 安田 美紗 | デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 3 |
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作品要旨
服は人を表すという。私が経験した様々な出来事を撮影した写真で私の個性を表す服を作った。
作品解説
服は人を表すという。私は人から個性的と言われることが多い。どの面で人と違うかを考えた時に、大きく違うなと思ったことは「考え方」だ。自分の考え方は、成長するにつれて大きく変わってきた。その変わっていく過程では、様々な経験があったが、その1つ1つの経験を映し出した写真もそれぞれ個性がある。私の今を表す個性の集大成として、コラージュで服を作った。 素材の写真はすべて自分で撮影したもの。
デジタル技術の使用箇所・方法
フォトショップで写真の明度、彩度などを1つ1つ再設定し、コラージュになるよう写真を並べ、シャツの形に切り抜いた。襟やボタンも同様に切り抜いた。背景に使われている写真はモノクロ加工したのち、不透明度を調整した。背中側の記事になる写真も同様に不透明度を調整した。また、レイヤーのスタイルを変更し、影を全体につけ、立体感を出した。部分部分により色を調整するのに苦労した。
講評
シャツの形にあてはめる写真の大きさや形は様々でありながら、棒状の物、英字、大きな丸い物、小さい丸い物、海の風景等をそれぞれ、左右に散りばめて統一感を持たせ、全体をまとまりのある意匠に仕上げてある。襟の中の内側だけ明度が変えてあり、立体感の表現が巧妙である。また、ボタンだけ同じ物を使うことで、本物のシャツらしく見せている。自らを個性的という作者がこのシャツを着て初めて完成する作品のようにも思う。