2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト

静止画部門・準優秀賞 MADE in Water

2019年度第15回デジタルコンテンツ・コンテスト
氏名  研究科・学部  専攻・学科  学年 
 毛利 仁紀 デザイン工学部 システムデザイン学科 3
  • 使用ソフト
    SAI Ver2 CLIP STUDIO PAINT Pro Ver1.9.3
  • 開発・制作・動作環境等
    Windows10

作品要旨

水でできた靴があったら面白いなと思いました。

 

作品解説

モデリングで表現しきれない水の表現を描きたくてこの作品を制作しました。足を最初に描いて上から水を描くことによって水の透明感を表現しました。また、様々な水を観察して、靴の形をしていながら水だとわかるように気を付けながら描きました。特に光を入れるとぐっと水の質感に近づくので光の反射の様子などに力を入れました。水の暗い箇所も思い切って濃い色を入れることで水のコントラストを強調しました。

デジタル技術の使用箇所・方法

水面の反射は、足部分を反転させてCLIP STUDIO PAINTの変形のフィルタを使用して波打っているようにしました。また足と靴部分を別レイヤーで描いたため、レイヤーを結合してトーンカーブをかけることによって全体に青みを入れたりコントラストを強くしたりして全体に一体感を持たせました。

講評

第一印象はとてもきれいで、目に止まり、MADE in Waterという題から、水でできた靴なのか、という深く印象に残る作品です。作者の意図した通り、光のコンストラスト、水滴を丁寧に描くことで、水の質感が表現され、ガラスやプラスチックではなく、水でできた幻想的な靴となっています。審査員の中には、構図をもう少し工夫できたのでは、水の靴の柔らかさをもう少し表現できれば、などの声がありました。