2022年12月、法政大学環境センターは、サステイナブルキャンパス推進協議会主催「サステイナブルキャンパス賞2022」学生活動部門を受賞致しました。
2020 年冬に出現した新型コロナウイルス感染症は、感染症の拡大状況を予測することが困難であり、運動不足や大学生活におけるモチベーションを始めとした「健康」に与える影響が懸念されました。
法政大学環境センターは、これまで以上に、「快適さ」を意識し、「大学生活の充実」と「健康増進」と「地球環境問題の解決」を同時に目指し、諸機関にご協力いただきながら、「法政大学EMS」の運用方法を大幅に工夫しました。OECD 「BASIC」アプローチや「ナッジ」を活用して「行動変容」を取り入れながら「サステイナブルキャンパス実現に向けた活動」や「環境教育・カリキュラム」を実施し、一つ一つの「行動」と「自然」とのつながりを意識して「えこぴょん」と一緒に我々が暮らす「地球」の謎に迫りました。同時に、「環境・サスティナビリティ」に関連した行事に参画し、地球環境問題、SDGs 等の社会・経済問題の解明や解決に向けた成果を地域や世代を超えて付加価値をもたらすことを目指しました。
また、2017年度に始動した大学独自の「法政大学EMS(環境マネジメントシステム)」の導入前と比較して、「特定温室効果ガス排出量」、「コピー・リソ・OA用紙使用量」、「一般廃棄物排出量」の2021年度実績は市ケ谷・多摩・小金井キャンパス共に減少しました。
2022年12月3日(土)には、三重大学において開催された「CAS-NET-JAPAN 2022年次大会」において、法政大学環境センターの榎本 直子が「一つ一つの「行動」と「自然」とのつながりを意識して、「えこぴょん」と一緒に迫る我々が暮らす「地球」の謎」をテーマに受賞記念講演を行いました。
我々の暮らす「地球」においては、通学・通勤、実験、授業、研究、課外活動、買い物、食事に至るまでの「活動シーン」毎に、一つ一つの「行動」と「選択」が「地球環境」にもたらす影響は大きく異なります。これからも、我々人類の一つ一つの「選択」や「行動」が遠く離れた「地球のどこか」でもたらす影響を意識し、大学生活を充実させながら、健康的に、地球環境問題を解決することを目指します。