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人間環境学部 長谷川ゼミが「第22回日経STOCKリーグ」で「アイデア賞」受賞 -2011年初挑戦以来、12年連続入選-

  • 2022年03月22日
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人間環境学部 長谷川直哉教授ゼミの学生2チームが「第22回日経STOCKリーグ」(主催:日本経済新聞社、特別協賛:野村グループ、後援:文部科学省、金融庁他)で、入賞・入選を果たしました。今回の大学部門入選率は5.4%(入選42チーム/参加781チーム)です。長谷川ゼミはゼミ創設以来12年連続の入選です。さらにうち1チームが大学部門ベスト3に選ばれ「アイデア賞」を受賞しました。
(過去の入賞暦:2013年度最優秀賞・金融大臣賞、2014年度審査員特別賞、2015年度大学部門敢闘賞、2019年アイデア賞)

今年度も国内および外資系企業での豊富な勤務経験をお持ちであるSCOPE(Sustainability Co-creation Programme)担当の竹原正篤准教授のサポートを頂きまして、質の高いレポートを完成させることができました。入賞・入選した2チームを紹介します。

「アイデア賞」受賞
テーマ:SMART MEDICAL~求められる医療現場の創造的破壊~
メンバー:リーダー清水優花(3年)、本庄将武(3年)、伊藤隼輔(2年)、大塚咲希(2年)、
東零士(2年)

このレポートは2021年夏に発生したコロナ第5波による医療崩壊を踏まえ、わが国の現行医療体制ではパンデミックには対応できないという危機感から、医療従事者の負担を軽減し、最適な医療を提供するためにICTソリューションを活用する「スマートメディカル」を加速させることの重要性を指摘しました。
審査員からは「コロナ禍で重要性が改めて認識された医療ICTについて、自分たちで問題意識を持ち、必要だと考える技術・DXソリューションを丁寧に抽出し、分析している。その結果、ポートフォリオの選定に至る思考過程が明確に論じられており、地に足の着いたレポートに仕上がっている」と評価されました。
チームリーダーの清水さんは、「私たちは新型コロナウイルスにより浮き彫りとなった日本の医療現場の脆弱性に焦点を当て、「医療ICT」をテーマとしました。そして、過去の入賞レポートを研究する中で共通項として出てきた「時事的かつ独創性のあるテーマ」でレポートを構築することで、社会に対してメッセージ性の高い論文が執筆できたと考えます。研究活動に際して試行錯誤を繰り返し、挫折しながらもメンバー全員が志高く挑戦し続けたことや、教授、先輩方のご丁寧なご指導が入賞に繋がりました」と受賞の喜びを話しています。

上段左から 東さん(2年) 清水さん(リーダー3年) 伊藤さん(2年) 下段左から 大塚さん(2年) 本庄さん(3年) アイデア賞表彰状

上段左から 東さん(2年) 清水さん(リーダー3年) 伊藤さん(2年) 下段左から 大塚さん(2年) 本庄さん(3年) アイデア賞表彰状

入選
テーマ:生き延びろ!カメレオン経営~変化に適応するサバイバル戦略~
メンバー:リーダー岩田遼香(3年)、石渡遊山(3年)、林友梨香(3年)、原理菜子(2年)

このレポートは事業環境の変化に即応し、未来を見据えた大胆な事業構造の変革に挑む経営スタイルを「カメレオン経営」と名づけ、パーパス(企業の存在意義)に軸足を置きながら、時代の変化を見越して事業構造をプロアクティブに変化させていくことが企業存続の成否を分けることを指摘しました。
リーダーを務めた岩田さんは、「私たちは、転換期を迎えた現代社会において、企業は世の中の動きに俊敏に適応していく必要があると考え、「事業構造改革」をテーマとしました。昨年度から引き続き、ゼミ活動はオンラインで行ったため、様々な困難に直面しましたが、オンラインだからこそよりチームメンバーと活発に議論ができたと思います。1年間共に切磋琢磨したチームメンバー、困った時に手を差し伸べてくれたゼミ生、丁寧かつ熱心にご指導くださった先生方に心より感謝申し上げます」と喜びを語っています。


 

  • 上段左から 原さん(2年) 岩田さん(リーダー3年) 下段左から 林さん(3年) 石渡さん(3年)

日経STOCKリーグは、中・高・大学生を対象にしたレポートコンテストで、各チームが自主的に定めた投資テーマに沿ったポートフォリオづくりなどで「生きた経済を体験し、学び、考える」株式学習コンテスト。22回目となる今年度は大学部門では、140校、781チーム、3,254人が参加しました。(https://manabow.com/sl/index.html

長谷川 直哉教授