お知らせ

法政大学「2024年度(第8回)『自由を生き抜く実践知大賞』表彰式」開催報告 大賞は能登半島地震被災地ボランティア活動と被災地の実態調査を行うフィールドワーク

  • 2024年12月23日
お知らせ

法政大学(総長:廣瀬克哉)は、法政大学憲章を体現した学生・教職員等の取り組みを顕彰する「2024年度(第8回)『自由を生き抜く実践知大賞』表彰式」を12月14日(土)に法政大学市ケ谷キャンパスで開催しました。今年度の大賞は「ボランティアキャンプ・フィールドワーク/法政SIC+水野雅男」(法政大学ソーシャル・イノベーションセンターと現代福祉学部教員)が選ばれました。

本件のポイント

  • 「自由を生き抜く実践知大賞」は、2016年に制定した法政大学憲章を体現する教育・研究等の実践を顕彰し、法政大学ブランドを更に強化、周知していくことを目的として開催。
  • ノミネート12件から大賞として、能登半島地震被災地ボランティア活動と被災地の実態調査を行う「ボランティアキャンプ・フィールドワーク」を行った「法政SIC+水野雅男」が選ばれた。
  • 大賞を含めた計7賞を学生団体や研究室、教職員の取り組みなどが受賞した。プレゼンテーションを実施し、視聴・参加者からのオンライン投票による「よき師よき友が選ぶ実践知賞」も決定。
  • ノミネート以外からも、令和6年能登半島地震の被災地におけるボランティア活動を応募した「チーム・オレンジ」および「文学部・地理学科」の2団体の活動事例の紹介を行った。
  • 大賞を受賞した法政SIC・水野教授と廣瀬総長

  • 「ボランティアキャンプ・フィールドワーク」の取り組みについてプレゼンテーションをする様子

受賞取組一覧

受賞名 受賞取組 実践主体
大賞 ボランティアキャンプ・フィールドワーク 法政SIC+水野雅男
課題解決に貢献する研究賞 アーバンデータチャレンジ2023 金賞 デザイン工学部・社会空間情報研究室
持続可能な社会への貢献賞 お茶を通じた耕作放棄地改善の取り組み たまぼら佐野川プロジェクト
課題解決につながる実践知賞 ごみ箱の集中・再配置で皆が便利に 株式会社エイチ・ユー総合管理部門(多摩)
よき師よき友の共感賞 コロナ禍からの再建~学生・教員のために~ GBC(ガラス箱オフィスアワーセンター)
自由な学風の継承賞 年刊文芸誌『法政文芸』の企画・編集・発行 法政大学国文学会(文学部日本文学科)
進取の気象 育成賞 HOSEI GLOBAL CHALLENGERS CAMP 2024 HGCC運営チーム
よき師よき友が選ぶ実践知賞 コロナ禍からの再建~学生・教員のために~ GBC(ガラス箱オフィスアワーセンター)

大賞受賞「ボランティアキャンプ・フィールドワーク/法政SIC+水野雅男」の概要

水野教授が1月中旬に石川県珠洲市を訪れ、珠洲市所有地を借用し、3月1日に「ボランティアキャンプすず」を開設しました。法政SICと(一社)SAVE IWATEなどが同運営協議会を設立し、(株)モンベルやソフトバンク(株)などが協力して環境を整えました。それ以降、珠洲市や能登町の災害ボランティアセンターと協力関係を構築するとともに、各地区リーダーからの要請にも応じボランティア派遣拠点の実績を積み上げました。
それを基盤として、能登半島地震被災地の珠洲市におけるフィールドワーク参加者を募集し(羽田空港と現地の往復交通費支給)、25名の学生(法政大学22名、他大学3名)が参加しました。参加学生は各々1週間滞在しながら、ボランティア活動に取り組む一方で、個々が関心を寄せていることを調査するために、インタビュー調査や現地踏査等のフィールドワークを実施。その項目は、避難所運営、障害者避難、農林水産業の被災状況、復興まちづくりへの地域住民の声など多岐にわたります。被災した地域社会とのネットワークを活かして、学生たちの要求に応じられる現場・該当者を調整・依頼し、のべ150日分のカスタマイズ・プログラムを遂行しました。

「自由を生き抜く実践知大賞」について

大きな変化と流動化の時代を迎える中、法政大学は教育と研究の理想を創造的に追求し、社会的責任を果たしていくために、法政大学憲章「自由を生き抜く実践知」を制定しました。
法政大学では、この憲章を体現する学生、生徒、教職員による取り組みが学内各所で活発に展開されています。そこで、憲章の制定と憲章の精神を体現する取り組みを学内外に広く発信・共有し、本学のブランドを一層高めることを目的として、2017年度から「自由を生き抜く実践知大賞」を開催しています。なお、表彰式の実施は、学部・部局横断の教職員メンバーで構成される「ブランディング推進チーム」が企画・運営しています。


関連リンク

  • 「進取の気象 育成賞」を受賞したHGCC運営チームの学生によるプレゼンテーションの様子

  • 「よき師よき友の共感賞」と「よき師よき友が選ぶ実践知賞」をダブル受賞したGBC(ガラス箱オフィスアワーセンター)の学生・教員と廣瀬総長


【本件に関するお問い合わせ先】
法政大学ブランディング推進チーム(事務局:総長室広報課)
TEL:03-3264-9240 E-mail:brandingteam@ml.hosei.ac.jp