2025年7月7日(月)、体操競技の山田千遥選手(スポーツ健康学部 2025年3月卒業)に、Diana Khor総長より法政大学学生特別表彰奨励賞が贈られました。
学生特別表彰奨励賞とは学術、スポーツなどで顕著な成績をあげたことで国際的な評価等を受け、本学の名を高めることに著しく寄与した学生に贈られる賞です。
山田さんは2025年2月にドイツ・コトブスで開催された体操の種目別ワールドカップに出場し、「段違い平行棒」と「平均台」でともに3位の成績を残しました。
この戦績が評価され、今回の受賞となりました。
表彰状を授与された山田さんは「この度は学生特別表彰奨励賞を受賞することができ、本当に光栄な気持ちです。今は怪我をしていて競技復帰ができていませんが、来年また世界大会に出場できるようにリハビリに取り組んでいますので、怪我をする前より強い体で復帰して、見ている人を感動させられるような選手になれるよう、頑張っていきます。応援よろしくお願いします」と挨拶を述べられました。
その後の歓談でKhor総長から「大学生活の思い出、心に残っていることはありますか」との質問に対して、山田さんが「在学中に学んでいた島本先生の授業(スポーツ心理学)の内容が印象に残っています。良くないイメージの状況になったときこそ、自分にかける言葉を良いイメージが持てるような内容にするようにしています。高校まではがむしゃらに練習していましたが、大学では「切り替える」ことが大切だと学びました」と回答すると、Khor総長は「大学での学びが競技に反映されていて、素晴らしいですね」と感心されていました。
また山田さんに持参いただいた、ワールドカップの銅メダルを手にしたKhor総長は「ずしりと重みを感じます」と感想を述べると、歓談の時間が終了した後も、会場内に設置された山田さんの競技中を捉えた写真パネルを見ながら、熱心に体操競技について質問されていました。
今後の目標を「現在所属している青森県競技力向上対策本部(※現在、「Mizutori Sports Club」とダブル所属)として、2026年に開催されるあおもり国民スポーツ大会で青森県が良い成績を収められるようにすること、青森県のジュニアに充実した指導を行えるようにすること、さらに同年に開催される世界大会出場に向けてトレーニングに励みたい」と挙げた山田さん。
2022年世界体操競技選手権(イギリス・リヴァプール)での演技
本学卒業生として、今後も応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
Khor総長から山田選手に法政大学学生特別表彰奨励賞が贈られた
和やかな雰囲気で表彰式は進行した
笑顔で歓談する山田選手
山田選手に質問するKhor総長
左から武生 昌士 学生センター長(法学部・教授)、Diana Khor 総長、山田 千遥 選手(2025年3月 スポーツ健康学部 卒業)、島本 好平 准教授(スポーツ健康学部)
表彰式終了後、体操競技について語り合うKhor総長と山田選手