2021年度のまちづくり都市政策セミナーでは、「コロナ、都市の危機と再生を問う」をテーマとして、持続可能な都市への道筋について考えました。
特に基調講演「今、真の都市再生とは?-自然・歴史・コモンズから」(陣内秀信/法政大学特任教授)では、1970年代のポスト高度経済成長期に登場した「地域主義」を想起し、あらためて地域固有の自然・歴史を基盤として社会・経済を持続させる「新たな地域主義」が提唱されました。
そこで2022年度の本セミナーでは、近年、SDGsとともに、地域循環共生圏などの考え方や実践が各地に広がっていることもふまえながら、時代を導く価値の転換を図るために、まず、水俣文学を築いた石牟礼道子の世界観の核心にある「生命たちの賑わい」に着目し、書き残された言葉と響き合う地域の営みとともに日本社会をとらえ直します。
さらに、人口減少時代の空き家問題に象徴される社会システムの限界を乗り越えるために、私的所有権を相対化しながら自治・協同の再構築をめざす「現代総有」の考え方や、地域の自然・歴史・共同体・文化の結晶である食の可能性から、21世紀における「新たな地域主義」の構想への手がかりを得たいと思います。
テ ー マ | 新たな地域主義の構想に向けて |
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日 程 | 2022年12月17日(土) |
場 所 |
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プログラム |
10:00~10:10 開会 / 富士見ゲート 4階G403教室 |
参加費 | 無料 |
参加申込み |
参加ご希望の方はこちらより参加申込みをお願いします。 |
その他 |
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法政大学 大学院事務部大学院課
TEL:03-5228-0551
E-mail:i.hgs[at]ml.hosei.ac.jp
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