5月24日(火)、震度5弱の地震が発生したことを想定し、3キャンパス同日開催による防災訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から2019年を最後に実施できていませんでしたので、3年ぶりの実施となりました。
2時限目終了5分前より非常放送が流れたのち、学生には教員からの指示により教室内における安全確保訓練や、多摩キャンパスでは建物外に避難するなどの行動を取ってもらいました。職員には各校舎責任者の指示のもと点検巡回を行い、傷病人対応や損壊施設の立入禁止措置を講じる訓練や、災害対策本部では刻々と入ってくる情報に対するトリアージ訓練を行いました。また、キャンパス・付属校間だけでなく、千代田区災害対策・危機管理課にもご協力いただき無線訓練も実施し、自治体との協力関係も再確認しました。
各キャンパスで特筆すべき点としては以下の通りです。
市ケ谷キャンパスでは、備蓄品搬出班の職員とともに、学生センターからの「防災訓練LINE」への呼びかけに集まったチーム・オレンジ(ボランティアセンター学生スタッフ)の皆さんにも協力いただき、昼休みに外濠校舎メディアラウンジにて保存水を配布しました。
小金井キャンパスでは、今回の訓練より、研究実験室の安全確認について、夜間や休日に一定数の教員や学生が研究実験室で研究活動を行う理系キャンパスの特性に合わせ、在室していた教員や学生が声を掛け合ってフロアごとに情報を集約して災害対策本部に報告する形に変更しましたが、教員や学生の協力を得て十分に機能することが検証されました。
多摩キャンパスでは、応急救護班が機能するよう取り組む一環として、図書館研究所棟で大腿骨骨折の傷病者が生じたことを想定する搬送活動とその受け入れ手順を確認しました。複数の傷病者が生じた時のトリアージまで訓練実施できたら良いだろうと、応急救護活動の重要性を感じました。
今後も訓練を重ねることにより、災害への意識付けと適切な対応の習熟を進めていきたいと考えております。