お知らせ

モバイルバッテリーチャージャーを利用した防災情報配信の実証実験を静岡市・浜松市にて実施します。(地域研究センター)

  • 2022年08月12日
  • 産官学・社会連携
お知らせ

法政大学地域研究センターは、防災情報を駅などの貸しモバイルバッテリーチャージャーのサイネージに配信する実証実験を静岡市や浜松市において実施することとなりました。駅や自動車学校などに情報ステーションを設置し、防災情報を届けながら、災害時のスマートフォンの充電などへの活用も促します。

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 本実証実験は政策創造研究科の上山肇教授が主導し産学官連携で実施するもので、2022年9月1日から約1年の予定で、静岡鉄道の主要な駅や静岡県セイブ自動車学校(浜松市)などにモバイルバッテリーチャージャーを設置し、そこに付随する液晶画面(サイネージ)に防災情報等を配信します。1枠15秒の画像で、最寄りの避難所やハザードマップ等の配信を想定しています。繰り返し流すことで市民への情報の浸透が期待されます。このほか、自治体広報、研究者による水害予測などの映像、企業広告なども併せて交互に配信します。

 災害時にはサイネージの配信枠を自治体に移譲して緊急情報を流せるようにしたり、モバイルバッテリーを無償提供することも検討します。また、まちづくりの視点から地域主体のイベント情報の発信や多文化共生の視点から外国人住民への多言語配信なども実験の中で検討していきます。

 自治体や設置者、機材提供者も含め関係者それぞれの負担を少なく抑えながら、いざという時に市民に役立つ情報をより効果的に伝えられるスキーム(仕組み)を構築し情報配信手段として根付かせることで、災害に対する地域の情報共有力を高めることができるのではないかと考えています。

<実証実験 概要>
期間: 2022年9月1日(木)から概ね1年
対象地域: 静岡市及び浜松市
内容: モバイルバッテリーチャージャーを活用した防災を主とした情報発信の仕組みの構築
協力: 静岡市、浜松市、静岡鉄道株式会社、静岡県セイブ自動車学校、大和リゾート株式会社、浜松西ロータリークラブ
プロジェクトリーダー:法政大学大学院 政策創造研究科教授 上山 肇
共同研究者(地域研究センター客員研究員):清瀧 静男(株式会社 大倉)、小西 英明(株式会社 WorldLink&Company)、川津 康文(静岡鉄道株式会社)、早川 智文(株式会社セイブ自動車学校)

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法政大学地域研究センター

chiiki@hosei.ac.jp