お知らせ

クラブ・サークル紹介:アカペラサークル「はもるぷ♪」

  • 2022年07月12日
お知らせ

気持ちを一つに互いの声を合わせて、アカペラの歌を響かせる

多摩キャンパスで活動する「はもるぷ♪」は、自分たちの声を頼りに楽曲を奏でるアカペラサークル※。年5〜6回はライブを開催し、練習の成果を披露しています。

アカペラのグループ(バンド)は一般に5〜6人編成で、メロディーを歌うリードボーカル、ハーモニーを担当するコーラス、低音部を発声するベース、リズム音をつくるボイスパーカッション(パーカス)というパートに分かれます。約60人の部員は、楽曲に応じて柔軟にバンドメンバーを組み替え、春の「新歓ライブ」、新入生がデビューを飾る「スタバン(スタートバンド)」「クリスマスライブ」など季節ごとのライブ活動に臨んでいます。

「コロナ禍前に市民ホールで開催した特別ライブが、特に印象に残っています」と語るのは笠原さん。「リードボーカルとしてステージに立つことに足を震わせていたら、先輩たちから『絶対大丈夫』と励まされました。そこで思い切って声を張り上げたら、気持ちよく歌うことができたんです。自分の殻を破れたと感じました」と充実の一瞬を語ります。

「ライブの最後を飾る『全体曲』も一度は聞いてみてほしいです」と語るのは、パーカスを担当する村越さん。「全体曲は、一度に大人数が歌い上げるアカペラです。参加者全員が、気持ちを一つにして歌うことを楽しんでいるのが分かるだけに、このときのハーモニーの一体感は格別です」と感動をにじませます。

2020年度以降はコロナ禍で集まって練習することが難しい時期もあり、部員は個々に自分の技術を磨くことに努めました。大学からパーカスを始めたという水野さんは「先輩がマイクの使い方やドラムを叩くような音を出すときのコツを撮ってくれた動画を繰り返し見たり、自分も練習風景を録画して聞いてもらったりしました」と練習の工夫を語ります。

「サークルの魅力は、和気あいあいとした、居心地のよい雰囲気」と口をそろえて語る4人。「先輩たちのアカペラに憧れて追いかけてきたので、自分たちも目標になれるような頼もしい先輩になりたい」と、新たな春を迎えて意気込みます。

代表の栁橋さんは、「これまでのライブ開催は学内中心でしたが、将来的には全国各地のアカペラグループが集結するような、外部のイベントに挑戦することも検討しています。
『法政大学からきました、はもるぷ♪です』と、胸を張って自分たちの歌を披露してみたいですね」と、自分たちの飛躍も見据えます。

※アカペラ
語源はイタリア語で教会音楽を意味する「ア・カペラ」。そこから転じて、今では無伴奏で楽曲を奏でることを意味している

(初出:広報誌『法政』2022年4月号)

※今回はオンラインで取材しています。

  • 上段左から、栁橋俊兵さん(経済学部現代ビジネス学科3年/代表)、水野丈さん(現代福祉学部臨床心理学科3年)、下段左から、笠原康生さん(現代福祉学部福祉コミュニティ学科4年)、村越太一さん(経済学部現代ビジネス学科4年)

  • リードボーカルを中心に、コーラス(音域別に複数人が担当)、ベース、ボイスパーカッション(パーカス)のパートに分かれて歌声を合わせる

  • 2021年度の大学祭(多摩祭)での様子。ライブ会場は教室の他、経済学部棟に設置されたステージでも楽曲を披露した

  • 春夏の合宿はサークル内の親睦を深めることを目的として開催。2019年の夏合宿は、千葉県の海でレクリエーションなども楽しんだ