お知らせ

【2024年度(第8回)「自由を生き抜く実践知大賞】進取の気象 育成賞「HOSEI GLOBAL CHALLENGERS CAMP 2024」紹介

  • 2025年03月14日
お知らせ

受賞名

進取の気象 育成賞

受賞取組

HOSEI GLOBAL CHALLENGERS CAMP 2024

実践主体

HGCC運営チーム

取り組み内容

このキャンプは、多様性と社会起業をテーマにした全国の中高生を対象とする宿泊型サマーキャンプで、2024年8月19日~23日に市ケ谷キャンパスで開催しました。キャンプでは、参加生徒が社会課題とその解決策をグループで調査しプロジェクトにまとめ、最終的に英語でプレゼンテーションを行いました。
このキャンプは教育事業に携わる卒業生、学生、教員、グローバル教育センター職員が共同で企画・運営を行いました。4月から具体的な企画を立て始め、キャンプのテーマ設定、講演者の選定などは卒業生と教職員が行い、事前オンラインミートアップ、グループワークのメンタリング、オリエンテーション、歓送迎パーティー、最終プレゼンテーションの企画・運営は学生が主体となり、卒業生・教職員のサポートを受け実施しました。特に最終プレゼンテーションに向けたグループワークについては、学生がメンターとして各グループに1名ずつ付き、アドバイスや英語の添削などを行い、参加生徒をサポートしました。
北海道から沖縄まで多様な中高生が参加し、多様性と社会起業を学び、さらに講演や学生・教職員との交流を通じて法政大学のPRをすることができました。

実施しての感想

5日間という短い期間でしたが、参加した中高生の高いモチベーションとキャンプを通じた成長を側で感じることができ、逆に参加生徒から学ぶことが多々あり貴重な経験をすることができました。卒業生、学生、教職員という様々な立場のメンバーでキャンプを作り上げる過程は、楽しさも苦労もありました。4月から企画を開始し、オンラインでの打ち合わせを重ねましたが、特に学生主体で進める部分については、授業や留学などで全員が対面で揃ったのがキャンプ初日だったこともあり、進めるのが難しい部分もありました。しかし、卒業生の方や教職員の助言やサポートもあり、またキャンプを通じてメンバー全員のチームワークを成熟させることもでき、困難を乗り越えることができました。キャンプのお手伝いという立場ではなく、キャンプの重要な部分である最終プレゼンテーションの運営やグループワークのメンターを学生主体で取り組むことで、参加生徒に対し「リアルな法政大学」を体験してもらえたと思います。参加した中高生が「キャンプ前までは法政への進学を考えていなかったけど、参加したことで法政も良いな」と言ってくれたことが何よりの喜びです。

総長からの選定理由コメント

多様性と社会起業をテーマに学び、議論し、プレゼンテーションをする5日間の合宿行事に北海道から沖縄まで多様な中高生が参加した。企画や運営に携わったのは、法政大学の教職員、学生の他卒業生も含めた、多数の法政大学関係者であり、完全に法政大学の「内製」のプログラムだ。共通する関心事を学ぶために全国から若者が集まり、ロールモデルとなるような人々からのメッセージを受け取り、自分たちも本気で議論しながら成果を取りまとめて発表をし、それを共有する。それは大学というものの原点を思わせる場ではないだろうか。

受賞の感想

この度はこのような貴重な機会と素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。私たちHOSEI GLOBAL CHALLENGERS CAMPは、今年が初めての試みで、0から1を創り上げるといった点で、運営チームの方々にサポートいただきながら、企画から運営まで1から創り上げてきました。
私たちはメンターという立場で、中高生に教えるという立場ではありましたが、実際に参加してみると、私たちが学ぶことの方がとても多かったです。斬新なアイデアや発想という点だけではなく、大学生としてどう生きていくかや、一人の人間としてこれからどのように学びと向き合っていくかといった内省的な気づきを中高生から多くいただいたと思っております。
キャンプが無事に成功して、この賞をいただけたのも、すべてグローバル教育センターの方や卒業生の方、運営の方々のサポートがあって、そしてメンターの皆様のご協力があってのことなので、この運営チームで、キャンプを終えることができてよかったと心から感じております。本当にありがとうございました。