2024年11月5日(火)、Startup Hub Tokyo(東京都立川市)にて、2024年度SIC教育プログラム「チェンジメーカーズラボ in 多摩(たまらぼ)」の最終報告会“DEMO DAY”を開催しました。プログラムに参加している学生のほか、地銀などの金融機関、町田市や八王子市で地域活動を支援する組織などからもご参加頂き、オンライン視聴も含めると約50名が集まり、活気のあるイベントになりました。
DEMO DAYでは、たまらぼのプログラムに参加している5チームが2024年7月から取り組んできたプログラムの成果報告としてプレゼンテーションを実施しました。外部審査員からの質疑も行われ、緊張感のある時間が流れていきました。
審査員による審査の結果、最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれました。対象の3チームには、アイデアの実現に向けた更なる活動を期待し、大学から支援金(最優秀賞30万円、優秀賞10万円)が後日支給されます。
当日のダイジェスト動画、プレゼンテーション動画を以下ページで公開しましたので、ぜひご覧ください。
SICでは学生プロジェクトによる社会課題解決に取り組む活動以外にも、「たまらぼ」のように新たなチャレンジを後押しするプログラムの構築にも力を入れていきます。
多摩キャンパスには社会課題について学ぶ学部が集まっている特徴を生かし、社会課題を自ら解決に向かって持続的に活動する社会的起業を目指す学生を支援するプログラムとして、NPO法人ETIC.の協力を受け、2023年度にSICで新設した課外プログラムです。たまらぼの理念は「自ら行動して新しいチェンジを生み出すための場」。2024年7月から月1回のプログラムを開講(回によって、対面/オンラインを入れ替え)したほか、プログラムを通じて大切にした点は以下の通りです。
発表学生:早川 弘毅(経済学部国際経済学科3年)永田 健人(経済学部国際経済学科3年)伊知川 滉太(経済学部国際経済学科2年)山﨑 美優(経済学部現代ビジネス学科1年)
多摩キャンパスでは、多くの学生が路線バスを利用して通学しています。そこで、バス乗車の待ち時間を減らすため、大学から最寄り駅までのバスの時刻表を簡単に調べることのできるアプリ「たまっぷ」を開発しました。さらに駅周辺の飲食店と提携しアプリ利用者向けの割引サービスを付加したことで、学生の利用を促し、キャンパス周辺の地域活性化にも寄与することを目指しています。
発表学生:秋元 慎太郎(経済学部経済学科3年)大浦 千怜(社会学部メディア社会学科3年)井澤 綾乃(立教大学社会学部4年)
近隣に飲食店が少ない多摩キャンパスの昼食問題の改善のため、事前に注文を受け、指定場所ですぐにお弁当を受け取れるを仕組みを考えました。プログラム中には実証実験も行い、学生からも好評でした。今後は専用の注文サイトの開発などを目指し、学生が昼食のために並ぶ時間を減らし、コミュニケーションや授業準備にあてることができるようにしていきます。
発表学生:茂野 歩心(現代福祉学部福祉コミュニティ学科1年)吉田 愛瞳(現代福祉学部福祉コミュニティ学科1年)
中高生の居場所に対する支援の不足と、若者の孤独感・自己肯定感の低さを解決するために、中高生の居場所支援を大学生のボランティアで行うプロジェクトを提案。プログラム期間中に実施した試行イベントの結果、近隣の子ども食堂と連携できることになりました。中高生が気軽に立ち寄ることのできるカフェを大学生が運営することで、全ての若者に「安心感」と「選択肢」がある未来を目指していきます。
「映えトゥク 若者が考える若者のためのツアー」チームによるプレゼン
「地域密着型の企業・美大生のマッチングプラットフォーム」チームによるプレゼン
会場には多くの方々にお集まり頂きました
プレゼンに対し、審査員から質問や励ましのコメントを頂きました
審査時間を利用して、「裏トーク」で学生たちの本音を語ってもらいました
DEMODAY終了後には交流会を行い、学生と参加者との間で活発な意見交換が行われていました
ソーシャル・イノベーションセンター
たまらぼ事務局メールアドレス:t-soil◎ml.hosei.ac.jp
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