3月5日(火)、Startup Hub Tokyo(東京都立川市)にてSIC教育プログラム「チェンジメーカーズラボ in 多摩(たまらぼ)」の最終報告会“DEMO DAY”を開催しました。プログラムに参加している学生のほか、信金や地銀などの金融機関、町田市や八王子市で地域活動を支援する組織などからもご参加頂き、会場には約50名が集まり、活気のあるイベントになりました。
DEMO DAYでは、たまらぼのプログラムに参加している6チームが2023年11月からの成果報告としてプレゼンテーションを実施し、外部審査員からの質疑も受け、緊張感のある時間が流れていきました。
審査員による審査を行い、最優秀賞1チーム、優秀賞2チームが選ばれました。対象の3チームには、DEMO DAYにおける発表に対して更なる活動を期待し、大学から支援金(最優秀賞30万円、優秀賞10万円)が後日支給されます。
当日のダイジェスト動画、プレゼンテーション動画を以下ページで公開しましたので、ぜひご覧ください。(※3/27更新)
SICでは学生プロジェクトによる社会課題解決に取り組む活動以外にも、「たまらぼ」のように新たなチャレンジを後押しするプログラムの構築にも力を入れていきます。
多摩キャンパスには社会課題について学ぶ学部が集まっている特徴を生かし、社会課題を自ら解決に向かって持続的に活動する社会的起業を目指す学生を支援するプログラムとして、NPO法人ETIC.の協力を受け、2023年度にSICで新設した課外プログラムです。たまらぼの理念は「自ら行動して新しいチェンジを生み出すための場」。2023年11月から月1回のプログラムを開講(回によって、対面/オンラインを入れ替え)したほか、プログラムを通じて大切にした点は以下の通りです。
発表学生:山田 嘉脩(社会学部社会政策科学科2年)
多摩キャンパスの長年の課題とされる「交通アクセス」。路線バスの通学以外の手段として、電動モビリティの導入プランを提案。バス移動の代替手段として提案する電動トゥクトゥクは、学生の移動手段以外に周辺地域への観光・産業にも生かす新たなビジネスモデルとして、審査員からの高い評価を受けました。
今後、(株)eMoBiやJR東日本スタートアップ(株)との連携を協議していきます。
発表学生:宮川 伊吹(経済学部国際経済学科3年)、榛葉 大河(経済学部国際経済学科3年)
チームのビジョンは「好きなことに注力する人を増やしたい」。
一般大学生よりも音大生の就職率が低いことに着目し、音大生たちへのヒアリングで音楽以外の選択肢を知る環境に無いことが分かった。その打開策として、音楽特化のピンポイントアルバイトのプロダクト「Moodish」を提案。
アルバイトをきっかけに人と地域を繋げるほかに、音大生のキャリアを広げ、人生の選択肢を増やしていくことを目指していきます。
発表学生:福島 妃奈乃(社会学部社会学科2年)、菊池 那奈(社会学部メディア社会学科2年)
「子供を預けられる場所がない」「子供を習い事に通わせることが難しい」
共働き世帯が直面する課題を前に離職を選択する女性が多い現実に対し、学生の力で、共働き世帯の抱える問題を解決するプラン「FunQuest」を提案。学生による運営・企画、空き家のリノベーションなど、学生たちが学んだことを生かす実践の場と共に、子ども見守りサポートのサービスを通じて、「孤育てからの解放」と「すべての子どもへの多様な学びと経験の機会創出」を目指していきます。
ソーシャル・イノベーションセンター
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